安良岡さん、サッカー始めるってよ【FF編】 (ページ4)

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ＴＡＬＥ２ページ4

キーンコーンカーンコーン…

先生「＿＿では本日の授業はここまで。係の人は放課後までに課題を集めて職員室に持ってください」

『起立、礼』

ガラガラ…

先生がいなくなると一気に騒がしくなる教室

派閥(グループ)ごとに集まって話していたり、本を読んでいたり、寝ている人もいる

慈乃は紅梅ちゃんとマリリンと談笑を楽しんでいた

紅梅「そういえば慈乃、アンタ授業中寝てたでしょ」

慈乃「あ、バレた？昨日遅くまで課題やってたから、つい」

郷田「紅梅ちゃんも人のこと言えないでしょ？先生にバレないように課題やってたクセに〜」

紅梅「だって、あの先生課題の量がおかしいのよ。何で両面のプリント４枚とワーク１０ページってアホかよ」

慈乃「授業わかりやすいのにね」

そんな会話をしていると

『安良岡さん』

クラスの派手なグループに属する女子が話しかけてきた

慈乃「は、はい。どうかしましたか？(山田さんだっけ？やば、気持ち悪くなってきた)」

ｷﾞｬﾙ山「あ、あのね課題見せてくれない？部活忙しくてやってないの。昼休みまでには返すからさ」

"お願い！"と言いながら上目遣いで慈乃を見つめるギャル山田

慈乃「(うわ…これ断れないやつだ)わ、私ので良ければどうぞ」

机からノートを取り出してギャル山田にノートを渡した

ｷﾞｬﾙ山「マジありがと〜！！お礼に今度何か奢るね！！」

そういって立ち去るギャル山田

『お、ノート借りれたんだ』

ｷﾞｬﾙ山「うん！超楽勝！！上目遣いで頼んだら貸してくれた。ホント使えるよね、安良岡さんって」

『うわ、ひどっw』

紅梅「慈乃良かったの？ノート貸してさ」

慈乃「う、うん…山田さん困ってたみたいだし(てゆーか断れないよ)」

郷田「慈乃ちゃん…あの子の苗字山田じゃなくて岩崎さんだよ？」

慈乃「あ、そうだったの？」

『慈乃ちゃーん』

慈乃「げっ…」