安良岡さん、サッカー始めるってよ【FF編】 (ページ26)

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ＴＡＬＥ２４ページ26

時は進み、練習試合の前日

サッカー部はより一層気合いが入っていた

そんな部員たちの為に、慈乃と木野はおにぎりを握っていた

慈乃「(久しぶりにおにぎり握るなぁ)」

木野「慈乃ちゃんの握ったおにぎり綺麗ね」

慈乃「そ、そうっすか？////ありがとうございまひゅ////」

木野「(ございまひゅ？)みんな、気合い入ってたわね。明日に響かないといいんだけど」

慈乃「そうだね(それはそうだ、明日でサッカー部(彼ら)の運命が決まるんだ…みんなその為に頑張っているのだから)」

木野「勝てるかしら…帝国学園って強いのよね？」

慈乃「…はっきり言って勝算は低いよ。確かに彼らは頑張っている、でもそれは帝国も同じこと。帝国は彼らの何十倍以上もの練習を積んでいるんだ、初心者に毛が生えた程度の彼らとの力の差は歴然だよ」

木野「そっか…慈乃「でも」？」

慈乃「彼らの努力は必ず彼らの糧になってる。力の差があるからって最初から結末が決まってたらつまらないでしょ？そんな試合…勝利の女神が退屈なだけだよ」

木野「？？」

慈乃「(いかん、また変な話をしてしまった)とにかく、彼らを信じよう！諦めない心と信じる心が大事ってウチの爺ちゃんが言ってたらしいよ！」

木野「慈乃ちゃん…うん、そうよね！私弱気になってたみたい！慈乃ちゃんのおかげで吹っ切れたわ！ありがとう！」

木野は慈乃の手を握って感謝を伝えた

慈乃「(近いちかい！！////)なら良かったデス////」