38、立場2-ヨンジェ- ページ40
『…ヨンジェ…ごめっ、んね…?ハァハァ……だっ、けど……ヨンジェの、こと…ハァハァ…本当に…大好きだっ…よ…』
ストンッ
彼女の手は地面に落ちた
俺が…俺が彼女を愛さなかったら…死なずにすんだんだ…
そのとき俺は心を捨てた
もう二度と誰かを愛したりしない…
愛して失うなら…愛さない方がマシだ…
───────
だから、俺は恋なんてしない…
しちゃいけないんだよ…
コンコンッ
DH「ヨンジェやー」
「んだよ…」
DH「今日、ヒムチャンヒョンと話してる事聞こえたんだけどさ…。まだあの人のこと気にしてるのか?」
デヒョンは唯一俺の昔について知っている人間だ
「ほっとけよ」
DH「ほっとけてたら、わざわざ来てねぇよ。」
「だからって、俺にどうしろって言うんだよ…!」
DH「いい加減、忘れろよ。あれは事故だ。お前のせいじゃない」
「…!!…分かったような口きくなっ!!お前にっ…お前に俺の何が分かんだよっ!!」
DH「分からんわっ!!…分からんけどな!いつまでも過去に捕らわれとってどないすんねん!!一生…一生人を愛さんつもりかっ!!」
「…んなの…分かってるよ……。けど、怖いんだよ…。また失いそうで…」
DH「…なぁ、ヨンジェ。お前は俺のことどう思ってる?」
「はぁ?」
DH「恋愛感情ではないけど…俺はお前が好きや…。お前は?」
「好きだけど…」
DH「意味は違うけど、愛し合ってるやろ?…けど、俺はココにいる。お前が愛してる奴は…ココにいるやろ!」
「デッ、デヒョン…?」
DH「お前が愛してくれたおかげで生きてるやつもおんねん!!…やからっ…もう一度、恋してみろや。…Aなら…お前を裏切ったりしないはずだからっ…」
俺は今まで気づかなかった
自分の事みたいに泣いてくれる奴がこんなに傍に居てくれてたことを…
もう一度……心を…
心をもっていいのかな?
「…デヒョン…俺、もう一度、愛してみる…。愚痴、お前にぶつけるぞ?…(笑)」
DH「…ヨンジェ…。…よっしゃ!かかってこい!(笑)」
「俺、Aと話してくる」
DH「おう!襲ったりすんなよ?(笑)」
「お前じゃねぇんだから。んなことしねぇよ(笑)」
DH「ハハッ(笑)そんな褒めてくれなくてもぉ〜♪」
「褒めてない」
そうして俺はAの部屋に行った
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マイマイ(プロフ) - 面白かったです! (2016年8月9日 9時) (レス) id: db96032c7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:緑茶くん | 作成日時:2014年9月6日 18時