37、立場-ヨンジェ- ページ39
夕食後
そういえば、A。誰も選んでないな
自室に戻り、ヒムチャンヒョンが言ってたことを思い出した
俺が…恋。
そんなことをしたらダメ
恋なんてしていい立場じゃないのに…
────────
昔、俺は初恋の相手と付き合っていた
その相手は学校1の美人だった。
しかも相手から告白してきた
だから嫉妬されるのは日常茶飯事で
毎日のように、靴箱にゴミが入っていたり、教室から机がなかったり、数人にボコられたり…
ある日、他学年の男子に呼び出された
呼び出された場所にいくと
彼女が縄で縛られて、制服もボロボロになり、体も傷だらけだった
『ヨンジェッ!!…ダメッ!!来ちゃダメッ!!』
男『うっせぇよ!!…よぉ。良く来たな。お前だな?コイツと付き合ってる恥知らず、ユ・ヨンジェ。』
「何か用ですか。そもそも誰。」
男『ほぉ…。威勢は良いみたいだな。』
「どうでも良いですけど、彼女を離して下さい。俺に腹が立ってるなら俺に手を出せばいいでしょう。」
男『それで済むならそうしてるさ。お前が傷付くだけじゃ気が済まねぇんだよ。…コイツと一緒にズタズタにならねぇとな』
「ふっ。相当、性格腐ってるみたいですね。嫉妬して、本当に馬鹿みたいですね」
男『…その言葉そのままお前に返してやるよ。人の女に手ぇ出しといて、どんだけ腐ってんだよ』
は?人の女?笑わせんなよ
「何言ってるんですか?彼女と付き合ってるのは俺ですけど?」
男『コイツから聞けよ』
そして彼女の方を見た
『…っ!!…ゴメンね!!…ヨンジェ…私…この人と付き合ってるの…』
「なっ、何言ってるんだよ…俺と…俺と付き合ってるんだろ!?」
『ごめんなさい!!…』
「んだよ…俺は遊ばれてたのかよ…」
『待って!!…私…そんなつもりは…』
「もういいっ!!…言い訳なんか聞きたくねぇんだよ!!」
『待って…ヨンジェ…待って…』
男『ハッハッハッ!!傑作だな!!(笑)…ってことで、お前には死んでもらう』
男はポケットから銃を出し銃口をコッチに向けていた
『待って!!止めて!!』
男『じゃあな。あの世で楽しんでろ』
バーンッ
目を瞑った
だけど、痛みを感じなかった
目を開けると目の前に彼女がいた
そして彼女が倒れてきた
彼女の腹を見ると血だらけだった
「…おいっ…おいっ!!しっかりしろ!!」
『…ヨンッ…ヨンジェ……良かっ、た…』
「死ぬな…死ぬなぁーっ!!」
24人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マイマイ(プロフ) - 面白かったです! (2016年8月9日 9時) (レス) id: db96032c7f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:緑茶くん | 作成日時:2014年9月6日 18時