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真凜.
「A！どこか痛いの？大丈夫？」
『大丈夫、です……！すみません、』
「無理したらあかんで、そこで休んどき」
「昌磨、次行ってきて」
「あ、はい！」
Aが心配で、そばにいたくて堪らない、昌磨くんはそんな顔をしつつもリンクに滑り出して行った。こればっかりは仕方ないと思う。
確かに昨日からAはおかしかった。狂ったように4回転を決めていた。失敗していたけど、練習で4回転フリップを跳ぼうとしていたのも覚えている。
練習の虫であったAだから急にやる気が芽生えた、とでも言えば納得できるけど、でも、そんなわけない。確実に何かがAを突き動かしたんだ。
「A、こっち座って」
『真凜……』
「なあ、どうしたん？皆には話せなくても、同い年やねんから。真凜にだけでも話してや。内緒にするから、」
泣きすぎて目が真っ赤になっているAは、ゆっくりと、ぐちゃぐちゃな言葉のまま話を続けた。ただひたすらと頭を殴られているような、それくらい驚きの連続だった。
あの「ユリア・リプニツカヤ」が、コーチになった。それはニュースで見たからよく知っている。
そんな彼女が、Aを指導したいと直々に声をかけてきたというのだ。……こんなチャンス、二度とないだろう。羨ましくて仕方ない。同じ選手として、滅多にないことだ。悔しくて、拳を握り締めた。
『……あなたを、オリンピック金メダリストにするって、それで、あなたの時間を頂戴って、言われて、』
「A、それは、」
『分かってる。行かなきゃダメなの、今の私に足りないものを、ユーリャが補ってくれる……だけど、私、やっと欲しいものが手に入って、私、まだ16歳の女の子なんだよ、……真凜、』
「……同じだよ、真凜も。苦しいよな、」
もうきっと決めているんだろう。だからこんなに泣くんだ。
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星原(プロフ) - Sapuさん» 展開が早すぎたかなと不安でしたが、そう言って頂けて嬉しいです！ありがとうございます( ´ ▽ ` ) (2018年4月1日 8時) (
レス) id: 7b61f158ca (このIDを非表示/違反報告)
星原(プロフ) - シーカさん» 嬉しすぎます！皆さんに愛される夢主を目指して頑張ります（＾_＾）ありがとうございます！ (2018年4月1日 8時) (レス) id: 7b61f158ca (このIDを非表示/違反報告)
星原(プロフ) - しょさん» たくさんアイスショーに出るところが昌磨さんらしいなと思いながらも、やっぱり不安です（；；） (2018年4月1日 8時) (レス) id: 7b61f158ca (このIDを非表示/違反報告)
Sapu(プロフ) - うんああもうやばいです、、（笑）これからも頑張ってください！応援してます！ (2018年3月31日 21時) (レス) id: c06e2d3276 (このIDを非表示/違反報告)
しょ - 更新お疲れ様です 毎日楽しみ！☆ (2018年3月31日 8時) (携帯から) (レス) id: b271d24507 (このIDを非表示/違反報告)
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