一緒にごはん (ページ2)

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一緒にごはん～DH1～ページ2

A「ごめんね…ドンへ……」

DH「なっ？なんでっ？…ちょっと待ってよ！」

A「お願い今日は帰らせて…」

DH「なんでそんな悲しい事言うの？…久々に時間があって…せっかく一緒に食事が出来ると思ったのに…」

玄関へ続くドアの前で揉める私達。
時計は日付けが変わる少し前。

彼が忙しいのはわかり切った事で、一般人の私の生活サイクルとズレがある事も3年付き合う中で上手くこなせるようになったと思う。

最近は私もそれなりに忙しく深夜まで残業もざら

それでも、私達はお互いに時間を見つけては少しの間でも一緒に過ごしてきた

今日も残業で…
でも早めに帰れる！と確信したと同時にドンへからお誘いの連絡

(お疲れ様！まだ仕事？早めに終わりそう？遅い時間だけどウチで一緒にメシどう？迎え行くから終わったら連絡して！)

やたら『？』多いしw
ってか返事もしてないのに、お迎えきちゃうのは決まり？w

ツッコミ所満載でも、
こういうタイミングが合う瞬間がたまらなく嬉しい！

もう少しで帰れる旨を返信して、
残りの作業に打ち込で、
ドンへのお迎えの車に飛び乗ったのが1時間前。

…そして今に至る

DH「せっかく俺…食事作ったのに…」

A「うん、ありがとう！凄く美味しかった！…でも…今日は…帰らせて…お願い。」

捨てられた仔犬の様にうなだれて
床を見つめるドンへに胸が痛む…

……….つづく