癒したい、癒されたい【KS】 (ページ24)

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ついに登場ページ24

そこに入って来たのはなんと、私がずっと会いたかったイーシン先輩ではないか

　
「っ……！！！」

まさかもう来ると思ってなかったので思わず叫びそうになって慌てて口を押さえた

そんな私を見て

「ああ、あの人か。好きな先輩」

って冷静に呟いたギョンスくん

　
察し良すぎるだろ！！早いわバレるの、、、

　
　
「言わないから安心してよ」

ちぇっ、、、と思って唇を尖らせていたら、先輩が何冊か抱えてこちらにやって来た

　
　
「こんにちは～～これを返してぇ～これを借ります～」

相変わらず、綺麗な顔で、ふわふわ～っと喋るから、本当に見とれてしまう、素敵、、、

　
　
ほら手動かしてって隣からギョンスくんに小突かれる

「あっ、はい」

慌てて処理をしながら勇気を振り絞って話しかけてみた

「あ、あの、先輩、」

「ん～？」

「この前は、あ、ありがとうございました、定期、拾ってくれて」

「え～？......あ～、駅の～」

「そうです！覚えててくださるなんてびっくりです；；」

「あはは～」

と、最後は不思議なリアクションをしながらありがと～と本を受け取って帰っていった

　
　
　
　
　
　
「ひゃあーーーー///」

思い出して萌え死んでたら、横から

「良かったね」って。

なんだよ。シンプルに優しいギョンスくん、ムカつくぜ。