癒したい、癒されたい【KS】 (ページ2)

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先生ページ2

「じゃあなーまた明日」

「ギョンスはまだ残るんだろ、俺ら今日カラオケ行くから気が向いたら来いよ」

「おう」

　

チャニョル達や皆が帰った後も、僕は教室で1人で残って勉強してる。
勉強してれば他のことを考えずに済むから。おかげで成績は上位をキープしてるし、両親が亡くなるまでは嫌いだった勉強も、今では悪くないと思える。

でも僕が教室で残っているのには、もう一つ目的があった

コンコン「どうぞー」

ガラッ「2年A組のドギョンスです。数学のキム先生いらっしゃいますか」

「はーい」

「この問題がわからないんですけど」

「これがこうだから、こっちじゃなくてこの値をxとすればできるはずよ」

「ああなるほど。ありがとうございます。」

と言いながら、付箋に書いたメモを渡す
”教室で、待ってますから“

先生は「はーい頑張ってね」と言いながらそれを見て微笑んだ

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教室で勉強の続きをしながら待ってると30分くらいして彼女は来た

いつも足音が聞こえると勉強をやめて立ち上がり、黒板に寄りかかって待つ

「いつもより遅かったですね」

「コピー機の調子がわるくて......さっきの問題わかった？」

「はい、」

会話を続ける間もなく、互いに求め合い舌を絡ませる

時計の針は21:30を指したところ
僕はこのためにこの時間まで残っている。
　
　
　
　
　
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1年の冬から、週1でこんな関係を続けている僕ら。
それ以上でも、それ以下でもない。