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食堂に着いてから壁に備え付けられた時計を確認する。お昼休みが終わるまであと20分といったところだ。あまり悩んでいる時間はない。
｢でも、猫って何食べるの…｣
食堂に売っているものとなると種類も限られるし、万が一食べてはいけないものを食べさせてしまったりしたら…あの子の体を危険に晒す訳にはいかない。
ものの15秒ほどの間にこれ以上ないくらい悩んだ後、カステラと250mlの牛乳を買ってから来た道を走った。
｢お待たせ…！！｣
そう走った勢いのまま告げれば黒猫はこちらをゆっくりと振り返りそろりそろりとまた私の足元に寄ると頬を擦り寄せた。
｢かわいい！ これ、食べられるかな？？｣
食堂の人に貰っておいた紙皿に牛乳を注ぎ、カステラを小さくちぎってから猫の口元に持っていく。すると何度か匂いをかいだ後に口を開けて食べ出した。
｢よかった〜、美味しい？｣
そう問いかければ肯定するように私の方をちらりと見てはすぐにカステラに視線を戻す。ツンデレなのかな？なんて思いながら猫が食事を進めていくのを眺めていると昼休みの終わりを告げる予鈴がなり始めた。
｢やば…！ ごめんなさい、猫さん。今度はキャットフードを持ってくるからまた会おうね｣
最後に頭をふわりと撫でて名残惜しみながらその場を後にした。
彼女の背中を見つめる猫の眼が、ぎらりと鋭さを増した。
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初めまして、ジナです。
閲覧・ハート・お気に入り登録・コメント等ありがとうございます…！
こんなに直ぐに反応がもらえると思っていなかったので嬉しいです。
今後もぼちぼち更新していくのでよろしくお願いします.ˬ.)"
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ジナ(プロフ) - ゆずさん» コメントありがとうございます！ ありがとうございます（ ; ; ） 無理のない範囲で完結まで書き続けられるよう頑張ります！今後も楽しんでいただけますと嬉しいです♩ (2023年3月15日 23時) (
レス) id: d32de7fe43 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ジナさんのペースで無理しない程度に頑張ってください>_< (2023年3月14日 14時) (レス) @page7 id: 994c3b3ad1 (このIDを非表示/違反報告)
ジナ(プロフ) - ジウさん» コメントありがとうございます…！ そう言っていただけますと励みになります（ ; ; ） 今後も楽しんでいただけますと嬉しいです♪ (2023年3月13日 20時) (レス) id: d32de7fe43 (このIDを非表示/違反報告)
ジウ(プロフ) - ウィンウィンと黒猫…続きがすごく気になります！展開にそわそわしながら次回の更新待機しています^ ^ (2023年3月13日 13時) (レス) id: 8e79c27c64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジナ | 作成日時：2023年3月13日 1時
