無気力九人目 ページ10
「はぁ、演練？」
審神者から言い渡されたのは明日演練に出るという事。曰く今までこの本丸は通報されて、演練は謹慎状態だったらしい
こんな状況で、通報されて謹慎だけなんてほんと笑える。
この本丸の審神者の特殊な能力が惜しいからだろうけど
「自分はええですけど、他は誰を使いますのん？」
「ああ、そうだよな‥ほんとはお前以外人目にも出したくないんだが‥」
そういう審神者は布団の中から縁側にいる私をうっとりとした目で見てます。やめてください。
「‥‥そやったら、編成は、自分に任せてもろてもいいでっしゃろか。」
「珍しいお願いだなぁ‥いいぞ、好きに組め。それよりほら、明石。こっちへおいで。」
内心舌打ちしながら審神者の方へ向かう
きっと審神者には自分は少し恥じらいながら、それでも妖艶な雰囲気で誘ってるようにしか見えないのだろうが、
アホかこいつ一回自分の顔を見ろってんだ
でも、演練とかいいチャンスだ。
閉鎖された本丸っていう空間には他者からの干渉が出来ない。
どうにかすれば、愛染を助けることに近づくかもしれない
初めて会った日の愛染の笑顔が頭を過ぎった
きっと。そんな笑顔がまた出来るようになる。
頭の中が冴えていく感覚を感じながら、私はもう考えるのをやめた。
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side燭台切
「え‥演練‥？」
久しぶりに朝から見かけた明石くんはそれでも酷く気だるそうな顔をしていた
‥最近はずっとそうだ。夜に主に呼ばれて、そのまま次の日の昼頃に出陣のために外に出るようなことを繰り返していた
「自分と、国俊と光忠だけ。今日の演練は謹慎あけらしいから、お偉いさんと少し話をして帰るだけらしいですわ」
「そ、‥か。分かった。」
「‥‥少しでも、外に出て他の審神者の目に触れた方が、この状況を打破出来る。そう思いましてな。」
「‥！」
「アンタの性格上。今あんまり外には出たくないとは思いますけど、まぁ少し、協力して貰ってもええやろか」
「‥‥ふふ、勿論。もともと演練にはよく出ていたし、僕に出来ることはお手伝いさせて貰うよ。」
ああ、このヒトと居ると全部を見透かされてる気分だ。
でも、それが少し心地よくて、何も隠さなくていい事がとても落ち着く。
少しでも彼の。明石くんの役に立たないと
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清水(プロフ) - めっちゃおもろかったです！最高です！今まで読んだ小説の中で、こんなにいい小説は、少なかったと思います！少し文才分けて貰えないでしょうかね…((ﾎﾞｿｯ… (2020年7月27日 18時) (
レス) id: 2cb2a6d1d4 (このIDを非表示/違反報告)
kuroneko021(プロフ) - 最高の小説ですやん めっちゃおもろいわぁ 出来れば続編書いてくれやらへんやろうかぁ (2018年6月25日 19時) (レス) id: 2970afe9a4 (このIDを非表示/違反報告)
琴 - 明けましておめでとう！今年もよろしくね！ (2018年1月1日 10時) (レス) id: 5b480b8d9c (このIDを非表示/違反報告)
琴 - 伝えたよー！あと、番外編みたよ！もう三人が可愛すぎて危なかった。天国から帰れないところだった。 (2017年11月13日 0時) (レス) id: 5b480b8d9c (このIDを非表示/違反報告)
ジル(プロフ) - 琴さん» うわあありがとうございますって妹さんに伝えといて(´；ω；`)嬉しい(´；ω；`) (2017年11月12日 6時) (レス) id: 4811f67d94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジル | 作成日時：2017年10月28日 20時
