【黒○】虹の夢【刀剣乱舞】

第一話 ページ3

体育館中にバッシュの音が響く





11月も後半の肌寒い季節の今は、まだ7時数分前なのに外は既に暗くなっていて、校舎の明かりも職員室以外にはもう消えている。





うーん‥今日は部活終わって部日誌書いて、帰りは多分8時近くだなぁ‥




前世だと9時近くに家につくなんて有り得ない文化部だったし、



その後お風呂とご飯を食べたら勉強してますなんて、多分前世の私に言っても嘘乙としか思わないだろう。つらい。





前世の生を終えて生まれ変わったらまさかの虹村さんとかそれが一番信じてもらえないわ




ま、虹村さんになった今、努力は惜しまない所存なのだ！




たとえどんなに遅くなっても、第三者目線にたってあっ、虹村さん凄く頑張ってるって思えば疲れなんて二の次だし。





本物の虹村さんに少しでも近づくために、多少の無理は惜しまないわ







なんてボーッと考えていると遂に時計の針は7時を指し、少し慌てて首にかけていたホイッスルを吹く。





その音で、糸が切れたように全員がその場に倒れこむ。









そこにはもちろん、カラフルな後輩たちも入っているのだ

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