僕のことが嫌いな彼女。 (ページ2)

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2話ページ2

｢学級委員長。決めてくれ｣
そう先生は言うので女子はえー！と声を出しAさんに押付けている。
そしてAに決まった瞬間男子が決まっていなかったので自分が手を上げる。
『じゃあ俺やるよ。』
吉沢くんがやるなら私もやればよかったーという声が響く。自分の評価も上がるしちょうどいい。
まあAさんはすごく嫌そうな顔をしていたけど。
そして今日は委員会が丁度ある日だ。少し楽しみで口角が自然に上がる。
｢今の亮絶対性格悪いこと考えてるわ｣
『バレたー？』
｢だってめんどがり屋の亮がやるとかあの子しかないじゃんね｣

そして迎えた委員会の時間。
『Aさーんよろしくね〜！』
「あ、よろしくお願いします。」
最低限の会話しかしない彼女。だが今日は残念ながら新学期で親交を深めるためのクラスレクについての話をしなくてはいけない。
「……私こういうの苦手なんで本当に思いつかないんで任せていいですか？、」
不安そうに聞く表情がとても可愛かった。
『無難にドッジでいいんじゃない？』
「あー…室内のはどうしますか、？」
『アイツらうるせぇからなあ……笑なんか盛り上がれるのがいいよね〜』
「腕相撲大会……」
『え？笑女子は盛り上がらないんじゃない？』
「あ、ほら男子が盛り上がるから景品として好きな女子とのデート券とか……」
『おー笑いいじゃん笑Aさん強いの？』
まさかのAさんからそんな発言が出るとは思ってなかった。
「平均だと思います、」
『やってみる？』
すると顔を真っ赤にしているAさん。
「男女でそれは……」
男慣れしてない感じがグッときた。
『こういうの慣れてないの？』
「あなたみたいな猿みたいにはしゃいでるグループの人にはわかんないですよ。」
かなり毒舌だ。地雷をふむとかなり危険だ。
『笑ごめんね？』
「怒っては無いです。」
『てか。俺らみたいなの嫌いって何かあったの？』
「あなたに語ることは無いです。」
『いーじゃん教えてよ笑』
「…はぁ、、、、、、元々好きだった人があなた達みたいになっちゃって、元々そういう風な性格の人嫌いなのに。地味女に好かれるのは嫌だとか言われたの。」
「だから。目立つ人と一緒いると酷いこと言われるしその人にもなんて言われるかわかんない。関わりたくない。」
『なーんだ笑そんな理由か』
『別にAさん可愛いからそんな事気にしなくていいんだよ？』
彼女の顔は茹でダコのようで口をパクパクさせていた。