束の間の日常 (ページ29)

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"これでも一応保健室の先生だからな俺。"って言ってる髙地。知ってるけどさ…

髙地「ほら、おデコ出しな？」

大我「…ん、、」

前髪をあげると、ぺたっと冷えピタを貼ってくれる髙地。

髙地「…ん。おけ。大我さ、良くなるまでベッドで寝てな。」

大我「…ぃいの、？」

髙地「いいのも何も病人なんだから。」

俺がここで帰れなんて言うわけないだろってケタケタ笑ってる髙地。

ほら、捕まってって、俺の事を抱き抱える。

髙地「…はい。とりあえず次の授業はお休みね。」

大我「…ん、、」

お休みって頭ポンポンとされ、カーテンを閉められる。

…はぁ、、次起きた時には頭の痛みがなくなってたらいいんだけど……
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「……いが～…大我。」

大我「…んっ、、、」

こーちの声によって目が覚めた。それと同時にズキンと痛む頭。最悪、まだ痛かった、。

髙地「どう、？まだ痛い、？」

大我「……(頷く)」

髙地「そっか、、」

"薬飲もっか、"って本当はダメなはずなのに、俺に薬を差し出す髙地。

大我「………」

髙地「…ほら、水。」

大我「……りがと、、せんせ、」

髙地「なんか、大我に先生って呼ばれるの違和感しかねぇんだけど笑」

"てか、大我どーする？帰る？それとも戻る？って聞いてくる"髙地。

正直帰りたいけど、帰れるかな、、。

大我「…かえ、、りたぃ…」

髙地「ん？帰る？」

大我「…けど、、」

"俺、1人で帰れるか分からないっ、親忙しいし、"って言うと

髙地「…じゃーさ、、」

"家まで送ってくよ俺。放課後まで待てる、？"って、、こーちが送ってくってこと、？

大我「こー…ちが、？」

髙地「そう。大我顔色悪いし、このまんま1人で帰れなんて言えないしさ、。ただ仕事あるから授業終わったらになっちゃうけど、」

大我「…いぃの、？」

髙地「いいよ笑」

まぁ、本当はダメだけど、どーにかなるだろって言ってる髙地。

そんな緩くていいのかよ、、。

その後放課後まで保健室で休ませてもらってから髙地に自宅に送って貰った。

髙地「じゃ、気をつけてね。」

大我「…ありがと。」

髙地「いいえ笑」

バイバイと手を振ると振り返してくれる髙地。

今日1日髙地にお世話になりっぱなしだな、。