君に渡す最後の手紙/そら ページ8
「…あの、花澄さん。これ、赤葦くんに渡してくれないかな?」
___まただ。
私が京治の幼馴染だから、いつも手紙を渡してとお願いされる。
そんなの自分で渡しなよって思うけど、
面倒な事になるから言わない。
「いいですよ、渡しときますね、先輩。」
にこやかに答えると名前も知らない先輩は
恥ずかしそうにお願いね、と言って帰ってしまった。
その後ろ姿に軽くおじきしてから封筒を見つめる。
……嗚呼、やだな。
もしこれを渡して京治が承諾したら、付き合っちゃうんでしょ?
いつも隣で京治といたのは私なのに。
私の方が京治のこと好きなのに。
_____なんて、告白しないのは私なのに。
嫉妬しちゃってばかみたい。
9人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
悠 - どの作品も感動しました、皆さんこれからもがんばってください。長文失礼しました<(_ _)> (2016年12月7日 22時) (レス) id: c47e427da5 (このIDを非表示/違反報告)
悠 - スタぁとさん、何突然怒ってるのが起こってるのに、また怒りが止まらないが股怒りが、になっていますよ。 (2016年12月7日 22時) (レス) id: c47e427da5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:そら、雪比良、スタぁと、柚葉、minmi x他1人 | 作者ホームページ:
作成日時:2016年12月5日 20時