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息子の誕生から数時間が経ち、Aの容態も落ち着いてきた頃。再び温もり感じれることに。
朝焼けに照らされながら微笑むAはこの世のものと思えぬほど美しかった。
名前は秀治。
「秀治〜お誕生日おめでとう」
Aがまだしわくちゃな秀治の腕を握って言う。
「ありがとうママ、パパ」
「秀治の声を代弁??」
「うん。秀治こうも言ってるよ〜。パパが今日生まれてきてくれたから秀治は、僕は今ママとパパに会えてるよ。パパ、生まれてきてくれてありがとうって」
すっと身体にA…秀治の言葉が染み込んできた。
そういえば今日は秀治の誕生日でもあり、俺の誕生日でもあった。
「…ありがとう」
「あれ、泣いてるの?」
「泣いてない。Aが泣いてるじゃん」
ニッと口角を上げたのはAだけじゃなく、秀治も悪戯の後のようにただ楽しそうに笑った気がしたんだ。
今までで一番大切で、愛しいプレゼント。
「パパーバレーしよ!!」
「はいはい」
「ちょっと!二人ともケーキ食べてからにしてよ!ただでさえ二人分あるんだから」
光は輝きが日に日に増してきていき、誰に似たのか声が大きいし落ち着きがない。
「秀治!パパ!こっち向いて〜」
「「ん?」」
カシャという機会音は幸せを切り抜いた。
愛しい息子よ。
生まれてきてくれて。
「パパ、生まれてきてくれてありがとう!」
愛しい妻よ。
「私と出会ってくれてありがとう」
「こちらこそ」
生まれてきてくれて本当にありがとう。
Fin.
はじめまして。minmiと申す者です。
今回は素敵な作者さんたちと合作!!
ありがとうございました( ˙꒳ ˙ )
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悠 - どの作品も感動しました、皆さんこれからもがんばってください。長文失礼しました<(_ _)> (2016年12月7日 22時) (レス) id: c47e427da5 (このIDを非表示/違反報告)
悠 - スタぁとさん、何突然怒ってるのが起こってるのに、また怒りが止まらないが股怒りが、になっていますよ。 (2016年12月7日 22時) (レス) id: c47e427da5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そら、雪比良、スタぁと、柚葉、minmi x他1人 | 作者ホームページ:
作成日時:2016年12月5日 20時