勘違い ページ17
隼side
玲於「で?どうなの?」
隼「どうなのってなに、いきなり笑」
俺の席の前の椅子に腰掛けて振り向いたかと思えば
そんなこと言い出す、玲於。
唯一同じ高校に通ってる、俺の幼なじみだ。
玲於「だから、その女の子と最近どうなの」
隼「うーん笑」
玲於には隠し事は出来ない。
だから、俺からなんでも話すんだけど
もちろん、Aちゃんのことも話してるわけで、
こうやって定期的に聞いてくることがある。
隼「最近はずっと一緒に帰ってるかも」
玲於「え、やるじゃん」
隼「ただ話しながら歩いてるだけなんだけどね笑」
玲於「まだ告白してないんだ」
隼「多分俺はあの子の、その対象じゃないから笑」
玲於「クリスマス、誘ってみたらいいじゃん。彼氏いないんでしょ?その子」
隼「…え?」
玲於「は、?」
隼「…そっか、彼氏、、そうだよなぁ、、え。」
玲於「まじばか笑」
隼「いや、まぁ、聞くだけ聞くけど。」
玲於「うん、またどうなったか聞かせて笑」
それで、帰り道、、どうにかクリスマスの話題に。
こういうのは、得意だからさ笑
彼氏、いないって聞いて
嬉しくなって隠すの必死だったんだ。
何か考えて言葉にしようとしてるAちゃん、
可愛くてたまらなかったんだ。
そんな事考えてたら、
口がもう勝手に動いてた。
隼「クリぼっち同士、出かけます?」
そうすると目を見開いて
嬉しそうに顔赤くして、頷くんだ。
さすがに俺でも勘違いしちゃうって、笑
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作者名:りう | 作成日時:2020年6月21日 1時