あっという間 ページ12
Aside
カフェまでの道のりは
すっごく早く感じた。
学校での時間は長かったのにな、不思議。
『ほら、おいで〜』
今日は約束通り、私の膝の上に猫。
もう可愛いのなんのって。
ゴロゴロって喉鳴らしてすりすりってしてくるの。
隼「…かわいいなぁ、」
そう、言われたのは猫なのに
なんだかすっごくドキドキしてほんとばかみたい。笑
『あ、亜嵐くん、この猫なんで名前付けないの?』
隼「それも俺気になってた笑」
亜嵐「え?ねこって名前だよ。」
『…え?』
亜嵐「だから、こいつはねこってそれが名前なの笑」
隼「亜嵐くんテキトーにも程がある」
『うん、ほんとに』
亜嵐「俺じゃなくて店長が付けたんだって笑笑」
『店長だとしても亜嵐くんが悪い』
隼「そうだよ。阻止しなかった亜嵐くんが悪い」
亜嵐「えぇ、、笑」
そんな会話、聞こえてない“ねこ”は
私の膝で気持ちよさそうに寝てる。
『イケメンに世話してもらってるからおまえも文句言えないね〜』
なんて、撫でるとまた喉を鳴らす。
亜嵐「あれ、そのイケメンって誰だ???」
『そうやって調子乗る笑』
隼「でも、まぁ、、イケメンだよね。残念だけど。」
『あ、それいい。残念イケメン』
亜嵐「なんだよ2人して! 笑」
気づけばここでも
時間はあっという間に過ぎてった。
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作者名:りう | 作成日時:2020年6月21日 1時