【刀剣乱舞】ほのぼの幼女本丸！続編 (ページ49)

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47話イタズラページ49

鶴丸「ははは！ひっかかったな！歌仙兼定！」

『ひっかかったー！』

歌仙「鶴丸国永…！あっ！逃げるんじゃない！」

角を曲がった先にぶら下がっていたコンニャクが

べちゃりと顔に着いた歌仙

隠れていた鶴丸とAは一目散に逃げる

鶴丸「いいか？次はあいつらだ」

そこには洗濯物を持っておしゃべりしながら廊下を歩いている
長谷部と南泉

鶴丸「いいか？こうして、こうやって、ほら鶴の完成だ！」

墨絵のわかったこと、
Aの上から手を重ねて筆を動かせばほかの刀剣も
実体化することが出来るということ

少し不格好だが鶴の絵を出すと

次第にバタバタと羽がうき上がり鶴が完全に浮あがる

『とんでけー！』

紙を扇ぐようにして長谷部の方に向けると

バサバサと音を立てながら鶴が2振りに向かう

南泉「な、なんだ！？にゃ！」

長谷部「な、なに！？」

真っ先に気づいた南泉は頭を抱えしゃがむ

長谷部は1歩遅れてしゃがもうとするが顔面に当たり

鶴はベシャッと勢いで顔面で潰れて長谷部の顔が墨だらけになった

鶴丸「成功だ！」

わぁーとハイタッチする

長谷部「…貴様か！！鶴丸！！！今日という今日は許さないぞ！！」

鶴丸「うぉ、まずい！逃げるぞ！！！ありゃ本気だ！」

シャキと本体を取りだした長谷部がまさに鬼の形相で鶴丸の方に向かう

鶴丸はAを脇に抱えて高速で走り出した

投げ出された洗濯物をひょいっと拾う南泉

南泉「あーあー、俺知らないにゃ」

＿＿＿＿＿＿＿

清光「で？ここを墨だらけにしたのは？」

パタパタと蝶ぐらいの大きさで飛んでいる墨鶴に
プシュっと霧吹きをかける

これもあとから分かったことだが、
墨絵は耐久力はあまりなく、水に弱い

水を霧吹きでかけられた墨鶴は水がまじりドロッと溶けて地面に落ちた

墨だらけの廊下の端で正座している鶴丸

その後ろにはAがガタガタ震えながら鶴丸の袖を掴んでいた

清光「だーれーがーしたのかな？ね？A？」

『ご、ごめんなしゃい』

しゅんとしながら謝るA

鶴丸「お、俺はせっかく面白そうな力が使えるならと…」

長谷部「お前は少しは自重しろ…この前燭台切に怒られたばかりだろう」

鶴丸「いやぁー…すまない」

清光「はぁー仕方ない。廊下掃除しないとね、鶴丸は罰として墨が落ちるまできれいにすること！」

鶴丸「な、なに！？黒い鶴になってしまうじゃないか」

清光「自業自得！さ、Aお風呂行くよ〜
元はと言えば鶴丸が悪いんだから」