【刀剣乱舞】ほのぼの幼女本丸！続編 (ページ46)

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44話はじめてのもじページ46

『こりぇなぁーに？』

襖を大きく開けてひとつの部屋に大きな半紙を広げる
歌仙と堀川、和泉守

堀川「これは書道ですよ」

歌仙「書くことで文字の素晴らしさを表現する雅な芸術のことさ」

和泉守「俺はそういうのよくわかんねぇからなー」

和泉守はどうやら付き添いのようだ

『Aもやりたい！！！』

堀川「いいですね！文字を覚える機会ですよ」

歌仙「文字の読み方はよく聞かれるが、書きたいと言ってくれるなんて…」

歌仙は感動しながら小さな半紙を出して文鎮で止める

歌仙「さぁ、一緒に書こうか、まず筆はこうやって持って」

Aに筆を握らせその上から歌仙が手を乗せる

歌仙「こうやって墨をつけて、さぁ行くよ？」

1文字1文字丁寧に

Aの手を動かす歌仙

『できたぁー？』

歌仙「そうそう、良くかけてるね」

A

少し墨がベタっとついている所や震えているところもあるが確かにAの名が書かれていた

『こりぇがA?』

堀川「そうですよ！Aって読みます！初めての文字ですね！！」

和泉守「おー！良くかけてるじゃねぇか！」

『こりぇきよみちゅに見せてくるー！』

半紙を歌仙に渡され大切そうに握ってトタトタと廊下を走っていくA

歌仙「こらー！廊下は走っては…ってもう居ない」

堀川「ふふ、よっぽど嬉しかったんですねきっと加州さんも喜びますね」

和泉守「そりゃもう涙流すほど喜ぶんじゃねぇか？」

＿＿＿＿＿

清光「こ、これ！初めての文字を書いたの？」

『しょうだよー！Aって書いたの！すごい？』

清光「すごいよぉおおお！！」

審神者部屋にいる清光に半紙を見せ

清光は案の定涙を零しながら喜び大切そうに半紙を受け取った

清光「うれしい…」

『こんどはねぇ！きょみちゅって書くのー！』

わぁーと両手を広げて宣言するとまた
滝のように涙を流す清光

安定「清光〜ってえ！？なに？汚い！」

清光を呼びに来た安定が審神者部屋をのぞくとわんわん泣きながらAを抱きしめる清光の姿

安定「ちょっとー、A苦しそうでしょ」

べりっと容赦なく引き剥がす

清光「だっでぇ''成長が嬉しぐて”」

初めての文字＿＿＿＿

安定「ねぇ、半紙を額縁ってどうなの？」

清光「いいの！！！」