【刀剣乱舞】ほのぼの幼女本丸！続編 (ページ40)

今日:22 hit、昨日:14 hit、合計:36,137 hit

38話不動行光3 ページ40

『ふどぉー、おしぇろしよ！』

不動「なんだよ、近づくなよ…」

毎日のようにAは自分の玩具やお気に入りの物を持って不動のところに来た

不動も最初は怖がって震えていたものの、
幼子の純粋さに
今は冷たくあしらうだけになった

相変わらず壁に張り付いたように隅っこによる不動お構い無しに近寄るAは

おしぇろはねーこうやるんだよと1人で並べて1人でやりはじめる

ペタンペタンと上手くひっくり返せないでいる駒を

不動は、あ”ーー！！と言いながら、その駒をひっくり返す。

『えへへ！ありがとぉ！』

とお礼を言うAにそっぽを向いた

不動「…ふん」

今までこんな子供と接したことの無い不動は戸惑っていたが正直

心温まっていた

ポカポカと、とても心地いい

ご飯だよーお風呂だよーと呼ばれ帰っていくAを見る度に少し寂しく感じてくる

＿＿＿＿＿

清光「それで、決まった？」

ご飯を不動に持ってきた清光はそう聞くと

不動は恥ずかしそうに頬をかいた

不動「…昔は切って捨ててなんて日常の世だったし、
俺達は物だ。ぞんざいに扱われるのは慣れてるし、

人間は色んな奴がいるってわかってる。

人間を嫌いになって否定したら。
俺の好きな信長様まで否定することになる。
だから人間は別に恨んでない。

でも俺はダメ刀、また主が消えるってなると辛いんだ。
でも、俺はここにいたい。俺、ここの主と過ごしてみたい…んだ」

清光「ってことはここに引き継ぎされたいってことでいいのね」

あぁ、と顔を上げて初めて清光と目をあわせた

清光「おーけ、書類関係は俺がやるから心配しないで、

ようこそこの本丸へ

よろしくね」

『ふどぉーなかまになるの！やったぁー！』

不動「なっ！聞いてたのかよ！」

襖をばーんと開けて不動に抱きついたAに顔を真っ赤にした不動に

くすくすと笑った清光

また一振仲間になった