34話 負傷者 ページ36
それは……ある出陣でのこと
夜の江戸___
乱「ねぇ、これで終わりかな」
慣れたように時間遡行軍を切り裂く乱
厚「どうなんだ隊長」
乱、厚、薬研、堀川、和泉守、骨喰の6振りが出陣していた
隊長である和泉守は周りを見渡す
兼定「……いいや一体たりねぇ、まだ近くにいるはずだ、ここで逃がしたら後々厄介だからな探すぞ」
戦っていたハズの時間遡行軍
5体は消滅し残り1体確かにたりない
周りを見渡しても気配はしない
兼定「倒幕派の連中、もちろん新撰組にも見つかるな。絶対だ、見つかったら全速力で逃げろ、目も合わせず顔も合わせるな」
念を押した兼定達部隊は二手に別れようと話している瞬間
キィイン
鍔迫り合いの音が確かに響いた
薬研「聞こえたか」
厚「あぁ、あっちだな」
指さしたのは江戸城の方
すぐさま江戸城の城壁に登り時間遡行軍か、それとも人間かを確かめるために覗き込む
堀川「っ、みてくださいあれ、」
堀川が顔を覗かして指さした先には
負傷して短刀を構える男
兼定「人間じゃねぇな、あれは……」
薬研「
不動行光じゃないか?
思い出したように薬研が言った
厚「ほかの本丸のか!まずい、結構な怪我だ、助けねぇと!」
乱「ここからじゃ間に合わないよ!」
和泉守「まずい!人も来た、おい国広刀装は?」
堀川「弓1の投石1だよ!」
和泉守「乱、てめぇは投石をもて、当てなくてもいい
人間の気を反らせ、
国広は俺の合図で時間遡行軍に弓を!厚藤四郎と薬研藤四郎は不動行光の救出、俺と骨喰は時間遡行軍を倒すぞ」
それぞれが一斉に位置に着いた
不動行光は時間遡行軍に飛ばされ壁に激突する
乱は同時に投石で人間の気をそらした
時間遡行軍が刀を振り上げた瞬間
兼定「今だ国広ぉ!!」
堀川「任せて兼さん!!!」
堀川は弓を引いて放ち時間遡行軍の刀を持つ手に刺さった
一瞬怯んだ時間遡行軍の隙を逃さない
不動行光を薬研と厚が横から駆け込み救出。
そらよっ!
斬りだ!
兼定と骨喰は時間遡行軍を倒した
兼定「骨喰は今すぐ帰還の準備、…清光に今すぐ連絡してくれ、重傷者がいるってな」
骨喰「あぁ、わかった」
兼定は厚と薬研の元へ向かう
薬研「一応止血はしたが、相当の傷だ、いつ折れてもおかしくは無い」
堀川「早く帰還しよう」
人間を巻いてきた乱と、位置についていた堀川も戻ってきた
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†NANA†(プロフ) - 白風呂と熱風呂ってなに? (7月6日 3時) (レス) @page6 id: ba491fb673 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - 政府刀凄い殺気ですね。続き楽しみに待ってます。 (2022年7月16日 21時) (レス) @page26 id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - 自分は、二等賞が良い〜〜本丸増築〜〜したい!! (2022年7月9日 20時) (レス) @page4 id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れーむん | 作成日時:2022年7月9日 13時