【刀剣乱舞】ほのぼの幼女本丸！続編 (ページ34)

今日:15 hit、昨日:14 hit、合計:36,130 hit

33話じじい達との戯れページ34

オセロの話の続き……的な？

＿＿＿＿＿＿＿＿＿

『こりぇなぁに？まっくろ！まっしろー！』

Aは碁石を持って裏表にひっくり返す

オセロと違って裏表も同じ色だ

鶴丸「それは碁石だな！囲碁という遊びで使う石さ」

三日月「オセロと似たよなものだな。
平安の世から親しまれてきた遊びだ」

へぇー！と言いながら碁石をくるくる回して遊ぶA

三日月「昔と今では打ち方もルールも少し変わっているがな」

はっはっと笑いながらお茶を飲む三日月

鶴丸「どれ主！俺とオセロするか」

じゃーんとオセロ盤を取ってきた鶴丸は早速オセロを並べる

『わぁーい』

A専用、鶴丸作の白側には鶴の絵が、黒側にはクマの絵が描かれた可愛いオセロ

鶴丸「オセロはオセロで楽しいものだな、
最初に自分の色を取りすぎると、打つ手が無くなりあっという間にひっくり返される、なかなか深いなぁ！」

『ふふー！』

鶴丸「あっ！ちょ、それはズルくないか！？」

Aが置いたのは碁石で、ひっくり返しても自分の色だ、ずるである

三日月「はっはっは、これはやられたなぁ、鶴丸よ」

鶴丸「はっはは！こりゃ驚いたな」

＿＿＿＿＿＿

『のりむにぇ！おしぇろやろー！』

オセロ盤を頭の上に乗せて、とてとてと廊下の端から走ってくるA

則宗「おぉ、オセロか、いいぞ」

縁がで向かいあってオセロを打つ

するとひょいっとAを誰かが膝の上に乗せた

則宗「おいおい、山鳥毛手出しするんじゃない」

山鳥毛「勝負の邪魔をしてる訳じゃないんだ、別に構わないだろう？」

Aは山鳥毛に寄りかかってうとうとしはじめる

則宗「あーあー、そんなところで寝るんじゃない、僕の所へおいで」

ポンポンと自分の膝を叩く

山鳥毛「雛鳥はどうやら私の膝の上の方がいいらしいな」

すやぁーとあっという間に春の温かさと山鳥毛の膝の上の心地で眠ってしまったAの頭を撫でて

ふっと則宗をみると

あからさまに扇子を開いてイライラしたような表情をする

則宗「ならこれで勝負だな」

トントンと、Aがやりかけのオセロ盤を指で叩く

山鳥毛「望むところだ」