【刀剣乱舞】ほのぼの幼女本丸！続編 (ページ30)

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29話世話3 ページ30

清光「で、2日どうだった？」

長義「……」

口が開けないほど疲労困憊で廊下に寝転がっている姿は普段想像できない

清光は分かってたかのように苦笑いした

長義「幼子とはこんな大変なものなんだな」

お風呂に入ればはしゃぎ制御に大変。
夜寝かせようとすれば、なかなか寝付かず
ようやく寝たと安堵し部屋を離れたら。
Aが部屋から出てきてもう1回寝かし直したり

縁側から落ちそうになったり
湯呑みを倒しお湯を零しそうになったり
遊びに付き合い疲労困憊になったり

これなら一日中出陣の方がまだ疲れないのでは？と言うほど詰め込んだ1日だった、

なにより怪我をしないようにと注意をくばってもこの有様。集中力も途切れそうになる

清光「でしょ？ぜーんぜん簡単じゃないんだから。
明日から休んで大丈夫だよ。お疲れ様あざも治ってきて触っても痛くないって言うしね」

長義「……あぁ」

それだけいうとよっぽど疲れたのか寝てしまっていた

清光は苦笑いして毛布をかけて立ち去った＿＿

＿＿＿＿＿＿

長義「で、なんで偽物くんが主の世話を？」

切国「……俺が内番、出陣がない日は俺が世話してるからだ」

長義「へぇ？でも俺の方がいいんじゃないかな」

切国「お前は加州から休息の命が下っただろう。俺がやるからいい」

山姥切国広は慣れたように口を拭いたりベストタイミングで水を渡したり

食事をこぼさず綺麗に食べさせている

俺の方が……と対抗心を燃やす

それからAが畑で世話してる時は日が直接当たらないように布で日差しをさえぎったり

水を飲ませたり

適度に手を抜きながら遊んだり

あっという間に寝かせたり

圧倒的に経験の差だった

長義「くそっ」

長義は怒りでバンッと柱に拳をぶつける

＿＿＿＿＿＿＿

安定「で、なんであの2振りバチバチなの？」

清光「さぁ、お互いの対抗心に火をつけたんじゃない？」

長義「偽物くん、それは違うな」

切国「いいや、このほうが」

Aを挟んで争っている2振り

Aは気にせずおやつを食べて幸せそうだ

『はぁい！ちょぎ！まんばぁ！これあげるね』

はいっと2人に切り分けたカステラを渡す

ふんっと言いながら2振りは受け取った

『おいひー！』