【刀剣乱舞】ほのぼの幼女本丸！続編 (ページ29)

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28話お世話係2 ページ29

無事に人参を食べさせるとAは駆け出す

長義「あっ、まて主」

燭台切「いいよ、お膳は僕が片すから、行ってあげて」

そう言って食べ終わったお膳を持ち上げる燭台切

長義は礼を言うとAを追いかけた

『みてーちょぎ！これはね金ちゃんで、これは黒ちゃんで』

長義「……こんなところに金魚がいたんだな」

廊下の…Aが見える位置に固定して設置されている水槽2つ

黒出目金や赤い出目金

小赤が泳いでいた

Aは金魚を指さし名前を言う

金魚の水槽は主に長谷部や清光、安定や堀川が掃除や世話をしている。

『つぎはねー！こっちー！』

長義の裾を引っ張り走るA

長義は足がもつれぬように気をつけて走る

『これがねーコーちゃんでー！』

長義「……ここは来たことがないな」

本丸から少し離れた所にある庭

手入れがされており、とても綺麗

池回りにはAが落ちないようにと小さな木の柵がつけられている

隙間から鯉や亀を指さす

Aが毎日のように通っている池だ

山姥切「おい、主行ったぞ」

洗濯籠を持って通りかかった山姥切がそういった
Aは長義が周りを見渡している間にどこかに行ってしまったようで
それを山姥切国広に言われて始めて気づく

長義「っ……わかっている。偽物くんは口出ししないでもらおうか」

山姥切「……」

山姥切はそのまま何も言わず洗濯カゴを持ちながら立ち去った

長義はAの声がする方に走っていく

長義「っ。偽物くんなんかに負けてたまるか」

＿＿＿＿＿＿

『ちょぎー！みておうまさんー！』

たどり着いたところは馬小屋のうちの一つ

1つの馬小屋に6匹の馬がいる

少し遠くで見てみてーと言っているA
Aは慣れたように馬小屋の中に入り馬に触る

あァそうだなと言ってゆっくりと歩きながら近寄る長義
馬の匂いは少し苦手だと顔を歪める

すると馬が突然暴れAに向かって立ち上がる

Aは動けず長義は少し離れている間に合わない

と思った瞬間スライディングの音とAが目の前から消えた

長谷部「っ……間に合った、おいお前！何をしている。俺が間に合っていなければどうなっていたか、
近くで見てないとダメだろう！それに馬小屋の中に入ろうとしたら止めろ」

馬小屋の掃除をしていた長谷部が奥から走ってきたのだ

間一髪長谷部が助け出し暴れ他馬をドウドウとなだめ落ち着かせる

長義「……すまない」