【刀剣乱舞】ほのぼの幼女本丸！続編 (ページ28)

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27話お世話係ページ28

内番、そして朝からの遠征組は
朝がものすごく早い。
長義も主の世話前にご飯を済ませようと
朝早くから広間で食事を取っている

歌仙「へぇ、じゃあ今日からしばらくお世話係になったんだね」

長義「あぁ、そうだ。まぁ俺に掛かればそんなの余裕だが」

山姥切「まぁそんな余裕ぶってるのも今のうちだな」

向かい斜めに座っていた山姥切国広が食べ終わって
お膳を持ち立ち上がった

長義「ふ、まぁ偽物くんには無理かもしれないが、俺は山姥切長義。幼子の世話など容易い」

すると山姥切はふっと笑いそのまま立ち去った

長義「っ……なんなんだアイツは」

ギリッと箸を握る手を強める長義に歌仙は苦笑いした

＿＿＿＿＿＿＿＿＿

午前8時

長義「主、そろそろ時間だ」

『んー……』

揺すられ起こされたAはゆっくりと起き上がり
目を擦ろうとするが手を長義に抑えられる

長義「加州の言った通りだな」

すぐ目を擦ろうとする癖があるから止めるようにと言われていたのを思い出す

長義「顔を洗いに行こう」

『んーちょぎーだっこ』

まだ目が開いていないが擦り寄ってくるA

長義「はぁ」

痣が痛まぬように優しく抱っこして近くの洗面所に向かう

タオルを濡らしてAの顔を拭いてやる

『んーー』

歌仙「あーあー、そんなに強く擦ったらダメだよ、優しく優しくね。」

近くを通り掛かった歌仙が手本を見せる

長義「なるほど、それはすまなかった」

歌仙「何かあったら皆を頼るといいよ」

長義「……あぁ」

＿＿＿＿＿＿

長義「ほら口を開けろ」

『にんじんやー！』

長義「だがこれを食べなきゃ遊べないぞ？」

『むー……』

広間でA専用のお膳を前にしてご飯を食べるAの世話をする。
零したものや口周りを拭いたり
また残したものを食べさせている

長義「そうだな、これを食べたらなにか万事屋で……」

万事屋で何かを買ってやろうと言おうとした長義の口を塞ぐ燭台切

燭台切「ち、ちょっと長義くんいいかな」

少し離れたところに連れてかれ小声で話す

燭台切「物で釣るのは禁止だよ」

長義「？何故だ？その方が合理的ではないか、すぐ言うことを聞くし」

燭台切「子供ってそういうのはすぐ覚えちゃうから……こうすればいい物が貰えるんだって覚えちゃうんだよ。

だからわがままを言えば、交渉してくるって覚えちゃう。それは良くないよね」

長義「……なるほど」

顎に手を当てて納得する長義