【刀剣乱舞】ほのぼの幼女本丸！続編 (ページ26)

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25話迷子3 ページ26

長義「何をしたと聞いているんだ。俺の主に」

長義は怒りで突き刺しそうな瞳を向けて立っていた

審神者「主？主ですって？その子供が……

まさか……前代未聞、最年少審神者の！！」

長義はAの怪我を確認し優しく抱っこする

『ちょぎー！』
痛みと安心で長義の服を掴んだA

長義「あんたは、任意調査には参加していなかったな。
だが話は聞いている。政府の中でも噂になっているからな。

ブラック本丸ではないか？と」

その言葉にサッと顔色を悪くする女審神者

則宗「ブラック本丸大量摘発から本丸の監視、監査は厳しくなったはずだが、どうやってくぐりぬけたか気になるな」

扇子を口元に当てて鋭い目付きで女審神者を見下ろす
則宗が後から歩いてきた

審神者「っ……」

則宗「近々そちらに監査が入ることだろう。
逃げることは出来まい、しっかりと罪を償うといい。

僕がお前さんに直接手が下せない事を残念に思う

今すぐここで切り捨ててやりたいところだが、
その責任は我が主に行く。ここは抑えておこう」

そう言って則宗は刀に手をかけている長義を見る

長義は則宗から目をそらすと、「はァ」とため息を吐いて刀から手を離した

審神者「っ……！！なによ！」

つかつかと則宗を避けて早足で去る審神者

白山「……何も出来ず、申し訳ございません」

残された白山が俯く

則宗「仕方ないさ、あれでも主。
逆らえなかったのだろう」

白山「……はい」

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

則宗「本丸番号○○○○……規定違反により逮捕」

政府が発行している新聞にはそう見出しと
あの万事屋街の女審神者が連行されている写真と共に
一面を飾っていた

清光「当たり前だよ、こんなやつ！普通子供蹴る！？ありえないんだけど」

記事には通報により徹底的に政府が監査を行ったと
書かれている

半分以上の刀剣男士は刀解を希望
他半数は多数の本丸に引き継がれたと書かれている

則宗「ここには記されていないが、いままで監査を逃れていたのは、担当の政府を買収していたからだそうだ、
その政府も処分(･･)されたな」

清光は新聞に興味をなくし立ち上がった

清光「ま、あんたらが理性保ってその審神者に手を出さなくて助かったよ。
それに俺がその場にいなくてよかった

俺だったら殺してたけどね」

そう言ってピシャリと襖を閉めた

則宗「うはは！愛だなぁ」

安定「ちょっとじじいうるさい。」