47話 結界 ページ49
清光「で、その結界に秘密があるって?」
鏡月「そう、直接喰らわずお手つきをしてまで霊力を吸い取るっていう遠回しのやり方だ、元々力はない妖怪のはず。
この本丸内に星は絶対いる。でだ、霊力も強いAちゃんに聞いたところ、大体あそこの東屋がある池のあたりに何か感じるそうだ」
堀川「そう言えば、毎日のように鯉を見に言ってたのに最近行きたがらなかったですよね」
鏡月「お手つきされた人間はお手つきした妖怪の気配を感じやすい。見つからないように嫌な気を放って遠ざけてるんだろう。
そこに巣がある可能性が高い。満月の夜を待たずに見に行った方が得策だが」
髭切「化け物斬りの僕らが行こうか」
膝丸「そうだな、兄者」
清光「俺も、俺も行くよ」
鏡月「もし巣だったとして、荒らされた瞬間
Aの霊力が吸われ尽くされたり、Aの前に現れる可能性もある。護衛も欲しいな」
三日月「ならば我らが残ろう」
則宗「妖怪の相手は面倒なんでな、僕もいるから安心するといい」
_______
行く部隊
山姥切長義
髭切
膝丸
清光
安定
南泉一文字
______
長義「偽物くん、留守は任せたよ」
山姥切「……あぁ」
正装に着替えた6振り
清光「で、なんで安定まで?」
安定「お前1人で突っ走るだろ?引き止め役がいなくちゃね」
清光「なんだよそれ」
ふっと笑った2人____
_____
来たのはAが指さした東屋
鏡月「うーん、何も感じないな、とりあえず御札貼ってみるか」
ひょいっと懐から出した御札を散りばめる
ヒラヒラと紙くずになって落ちていく御札
そのうち1枚が空中で張り付いた
鏡月「えっ、こんな早く?……ビンゴ」
触っても手はくぐり抜けるが御札はくっついたまま
不思議な感覚
清光「これは?」
鏡月「これは高価で本当に緊急用でしか使えない御札さ、見えない呪いや結界の類の壁……境界ったほうがいいかな、それを、見えるようにするんだ」
鏡月は以前Aから吸い取った霊力を御札に向かって流し込むと
南泉「うげ、きもいっ」
黒いシャボン玉の膜のようなものが見えるようになった
鏡月「さてと、俺の仕事はここから、多分俺はこの先行けない。攻撃手段もないしな……
相手はAちゃんの霊力をたーっぷり吸い取ってぶくぶくに太ってるはずだ、気をつけてくれ」
鏡を膜に押し当てると一部がポワッと音を立てて割れた_
212人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
れーむん(プロフ) - †NANA†さん» ありがとうございます (2022年7月20日 10時) (レス) id: 1683331958 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ38で、「廊下」が「老化」になっています。 (2022年7月20日 3時) (レス) @page38 id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
れーむん(プロフ) - はるさん» リクエストありがとうございました。私なりに赤ちゃん返りを続編のページに追加させて頂きました。 (2022年7月18日 20時) (レス) id: 1683331958 (このIDを非表示/違反報告)
はる - 赤ちゃん返りして何をするにも清光じゃなゃいやだいやだ。みたいな感じでおねがいします (2022年7月17日 19時) (レス) id: 7d6a742113 (このIDを非表示/違反報告)
はる - 小さいこであるあるなんですが、赤ちゃん返りして清光がいやあ。でぐずる。1日がある話おねがいできますか。 (2022年7月17日 18時) (レス) id: 7d6a742113 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:れーむん | 作成日時:2022年6月30日 15時