【刀剣乱舞】ほのぼの幼女本丸！参る

42話 妖怪？ ページ44

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襖に寄りかかっていたのは髭切だった

髭切「それに似た者をどこかで見たことがあるよ……えーつとなんだったかな」


膝丸「呪集気術(じゅしゅうきじゅつ)だな。書斎の掃除をしている時に見つけたんだ」


どこに行ったかと心配したぞ兄者

ごめんごめーん

と話している兄弟に清光が詰寄る


清光「みたって、この痣を？書斎……」


長谷部「すぐに持ってくる！」

膝丸「俺も行こう、表紙は覚えている」


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長谷部と膝丸が書斎から持ってきた本は

今とは違い昔の本で和綴じ(わとじ)という糸で留められた本だった

端はボロボロで古めかしいものだった

清光「あぁ、政府からまとめてもらった本の1つ……の」

髭切「あった、これこれ」

差し出された1枚のページには墨で描かれたような蛇の絵があった

髭切「昔の妖怪で黒鬼大蛇って言ってねぇ、気に入った人間に印をつけてそこから力をすいとり弱らせて食べちゃうのさ」


ほら、と見せられた別なページには
肌に蛇が這ったような跡を描かれた人の絵が


髭切「まぁ、食べちゃったりお嫁にしたりとか色々説はあるみたいだけどね。とりあえずこれで間違いはないんじゃないかな？」


清光「そん……な」


まだ火傷や傷だったらどれだけ良かったものか


加州にはAの命に関わるという現実が突きつけられた

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