【刀剣乱舞】ほのぼの幼女本丸！参る

16話 熱 ページ18

『んゅ…』

目をゆっくり開けると眩しい光が入ってくる

清光「A！A！！起きた…よかったぁ…」

はぁぁぁぁぁっとAの布団の上に倒れかける清光の顔にはクマができていた

薬研「ちぃと熱を測らせてくれな」

体温計を脇に挟む薬研


『あれ…かくれんぼ…』


清光「そうだよ、隠れんぼして…いなくなって…みんな探してたのにぜんぜん見つからなくて…

結局大典太を説得して、
霊力を辿って頑張ってくれて…
見つけたと思ったら
死んだように眠ってるから…俺もう…こわくて…こわくて」

ポロポロと涙が零れて布団にシミを作る


『ごめんなしゃい…きょみつ、』


清光「う”ん”Aが無事で…よかった…良かったよ」

涙ぐみながらそう言って安堵する

薬研「みんな心配してたんだ、後で顔出してやろうな、」

ピピッと音がした体温計を取り出す

薬研「ちぃと熱が高いな…安静にしててくれ、俺は解熱剤を取ってくる」

清光「わかった、」


清光は寝てないこともあってかAの横ですやすやと眠ってしまった

すすっと薬研と入れ替わりで入ってきた長谷部

長谷部「遠征から帰ってきたらこのような騒ぎになっていて驚きました。無事でよかったです主」

『はじえべ』



長谷部「もうすぐで燭台切がお粥を持ってきます。食べて寝て元気になりましょうね」

『うん…』


それからAが目覚めたことに気づいた刀剣男士が入れ替わり立ち代りAの部屋にやってきて大騒ぎするので清光は目を覚ました

清光「あぁ…うるさいなぁ」


薬研「まぁまぁ、いいじゃないか」


則宗「うはは！愛だなぁー！」

鯰尾「早く元気になってくださいね！！」


五虎退「こ、これみんなで作った鶴です！！」
そう言って千羽鶴にも満たないが沢山の折り紙の鶴を壁に吊るす

鶴丸「この足の着いた鶴は俺が折ったんだ！どうだ？驚きだろう？」





清光「妬けちゃうぐらいみんなに愛されてるんだから、早く元気になってよね、」

17話 熱2→←15話 かくれんぼ2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す