64和 強い気配 ページ18
「(蜘蛛……?蜘蛛が操り糸を繋いでいるのか!ということは……)」
後ろをみるとまたギリギリと音を立てて立ち上がる隊員
「糸を切るだけじゃダメだ!また蜘蛛が操り糸を繋ぐ!だから!」
その瞬間炭治郎が鼻を強く押えた
「(また刺激臭…!!なんだこれは風に乗って流れてきている……!!)」
カサカサと足元に群がる蜘蛛を避ける
「じゃその蜘蛛を皆殺しにすればいいってことだな!」
伊之助は刀先で蜘蛛を切り潰す
「無理だ!蜘蛛は小さいし多分かなり数がいる!操っている鬼を見つけなければいけないんだよ!でもさっきから変な匂いが流れてきて俺の鼻が上手く機能しない……!!」
また斬りかかってくる隊員をよける
「伊之助!もし君が鬼の位置を正確に探れる何らかの力を持っているなら協力してくれ!!それからえっと……」
「村田だ!」
「村田さんと俺で操られている人達は何とかする!伊之助は……」
言いかけたその時
強い気配___
「僕達”家族”の静かな暮らしを邪魔するな」
子供の鬼が空中に浮いていた
否……よく見ると蜘蛛の糸の上に立っている
「(家族って……)」
「お前らなんて直ぐに”母さん”が殺すから」
『かぁ……しゃん?』
「オルァ!」
操られている隊員を足場にして子供の鬼に飛ぶ伊之助
スカッ
刀を振るうも届かず空振り
子供の鬼はAと目が合うとそのままどこかに去っていく
「くっそぉ!どこ行きやがるてめぇ!勝負しろ!勝負!何のために出てきてんだ!うっ」
「伊之助!」
受身が取れずそのまま背中らから地面に落ちる伊之助
「あの子は恐らく操り糸の鬼じゃないんだ!だからまず先に……」
「あーあーあー!!わかったっつうの!!鬼の居場所をさぐれってことだろ!うるせぇデコ太郎が!!」
ザンッと刀を地面に刺す
「獣の呼吸・漆ノ型空間識覚!!!」
あれ山育ちの伊之助は触覚が優れている
我流の呼吸法により研ぎ澄まされた触覚は
集中することにより空気のわずかな揺らぎすら感知し直接触れていないものでも捉えられる
「見つけたァ!そこか!!」
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麗(プロフ) - 43ページ 名前変換出来てないところありますがわざとなのでしょうか? (2020年10月25日 14時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 同じく34ページ 希血 ではなく 稀血 ではないでしょうか? (2020年10月25日 14時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 34ページ 塁 ではなく 累 です。 (2020年10月25日 14時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
ソーダ - 凄いいい話ー!累死んじゃってるけどほんと可哀想だよね…過去…_(:3」z)_ (2020年2月20日 17時) (レス) id: 4b674ab2ae (このIDを非表示/違反報告)
pikachulove(プロフ) - 創作では幸せに…ということで救済してほしいです! (2020年2月11日 17時) (レス) id: 0d02ad4b9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れーむん | 作成日時:2019年10月12日 9時