【鬼滅の刃】炭治郎達は幼女を連れている

63和 蜘蛛の糸 ページ17

不自然な動きで刀をふる隊員

ﾌﾞｫﾝ

「ひぃ」

「Aあの木の裏に隠れるんだ」

『ｺｸﾝ』


Aが隠れたのを確認すると刀を振ってくる隊員を避ける

ビュンと刀を振った隊員を避ける伊之助

「アハハっ！ハッハァー！こいつらみんな馬鹿だぜ！隊員同士でやり合うのがご法度だって知らねぇんだ！」


「いや違う！動きがおかしい！なにかに操られている！」


すると伊之助は刀を取り出した

「よしじゃーぶった斬ってやるぜ！」

すかさず炭治郎が止めた

「ダメだ！生きてる！まだ生きてる人も混じっている！それに仲間の亡骸を傷つけるわけにはいかない！」

「否定ばっかすんじゃねぇ！」
ﾄﾞﾝｯ

伊之助は炭治郎の腹に頭突きをいれた

「う、うああ」

刀を受け止める隊員、その後ろから操られた隊員が…


炭治郎と伊之助は刀を使わず引き離したその時炭治郎の鼻が何かを嗅ぎとる

「背中側から甘い奇妙な匂い…！」

刀で背中の'''なにか''を切る


すると操られた隊員はそのまま力なく地面に倒れ込んだ


「''糸''だ！糸で操られている！糸を斬れ！」


「(敵はどこだ！操っている鬼の位置！)」

その時炭治郎の鼻に刺激臭がかすった


「(うっなんだ！？すごい刺激臭だ！一瞬だけど)」


鼻を抑える炭治郎


『たんじろー！』


木の裏からAが悲鳴をあげた


「A！」

グンッと糸に引っ張られるA


すぐさま炭治郎は糸を切ってAを抱きしめる


その時カサカサと小さな蜘蛛がAから落ちた

64和 強い気配→←62和 善逸

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す