48話 気づくのが遅かった ページ18
(獄寺side)
僕は意識がもうろうしている状態で
無我夢中でピアノの演奏していた。
獄寺「ハァハァ」
ピアノの演奏中で、嘔気におそわれたり
意識が飛んだりしたこともあった。
そんな状態に関わらず
僕のピアノの演奏だけが聴こえてくる。
獄寺「…」酷い演奏だ
だけど…お父様たちは僕のピアノの演奏を
「芸術的で素晴らしい」って褒めてくれるけど
僕にはよくわからなかった。
獄寺「ハァハァ」
やっと、ビアノの演奏が終わった……
椅子から立ち上がろうとしたら
突然、めまいと、嘔気に襲われてしまった
獄寺「うっ」気持ち悪い
主「隼人くん！！」
僕は意識がもうろうしている中
僕の名前を呼んでくれたあの子に
手を伸ばして「た…すけて」って言っていた
そして、僕が伸ばしていた手を
あの子はしっかりと掴んでくれた
主「やっと、捕まえた」ニコ
そして、僕はあの子に体を預けて
そのまま目を閉じるのであった
(Aside)
主「隼人くん、隼人くん」
隼人くんの体を揺さぶってみたけど…
起きそうな様子はなかった
獄寺「うっ」
顔色は青ざめていて、呼吸が浅くなっていくが
子供の私でもわかった
このままでは隼人くんの命が……
主「誰か！隼人くんが！！？」
先生「A。少し落ち着きなさい」
主「先生。だけど！？」
先生「僕に任せなさい」
(獄寺父side)
主「誰か！隼人くんが！！」
獄寺父「……」
隼人がピアノ演奏後に倒れるなんて
今までなかったのに……なんでなんだ！？
ビア「お父様！」
獄寺父「ハッ！！？」
ビアンキは今にも泣きそうなのを我慢して
私の洋服を握っていた
獄寺父「ビアンキ。どうした？」
ビア「お父様。隼人を助けて下さい」
獄寺父「ビアンキ。隼人は緊張して倒れた
だけだから大丈夫だよ。きっと、そうだ」
ビア「お父様！！隼人があんなに
苦しんでいるのが見えないですか！！！？」
ビアンキは泣きながら
私の方を見つめていた事に
気づいて我に返った。
獄寺父「っ！？」
そして、改まって隼人の状態を見て
青ざめてしまった……
獄寺父「私はなんてことを……」
私は急いで、隼人の元へに駆け寄った
ビア「お父様！！？」
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雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください！更新楽しまにしてます (2022年3月11日 16時) (
レス) @page21 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
ノベノベ(プロフ) - 椎さん» アルコール度数が高いやつを未成年が一気飲みすると、心臓が止まるなんて全然知りませんでした！すごく助かりました！ありがとうございました！m(__)m (2017年6月4日 15時) (レス) id: 0b2b98c68b (このIDを非表示/違反報告)
椎(プロフ) - アルコール度数高いやつを未成年が一気飲みすると心臓止まりますよ (2017年6月2日 17時) (レス) id: 74fa652b7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白黒アリス | 作成日時：2017年3月4日 16時
