撃退 ページ46
「なっ…」
「Aちゃんっ!」
「っ…Aちゃん覚えてないの!私同中だったんだけど!」
取り巻きの1人がそう言った
……まじで誰だこの子。知らんな
あ「知らない」
「っ!!私知ってるんだから!
Aちゃん中学の時すんごいイケメンと付き合ってたけど
中3の時振られたって!!」
あ「は…?」
三「!」
石「え…」
遠「振られ……Aが?」
「そう!もうめっちゃカッコよくて学校まで迎えに来てくれてたのにねー笑笑
中3になったらバッタリ来なくなってAちゃんもバッサリ髪切ってきたから振られたんでしょ??笑
学校ですんごい話題になったんだよ!」
「あー今みたいに態度悪いから嫌われたんじゃない?笑」
「美人だからって調子乗ってたーみたいな笑笑」
あ「……」
なんなのこいつら。
なんも知らないくせに好き勝手言いやがって……
三「っ…」ガタッ
バシャ
あ「…え」
突然、水の音が聞こえると目の前の3人はびしょ濡れになっていて
その横には空になったコップを持った菅野さんが立っていた
その顔は怒りに満ちている
菅「やめろって言ってんだろ!」
「なっ…///」
「っ……帰ろ帰ろ!」
「くだらなーっ!!」
水を掛けられ更には店内で大声だして注目を浴びていた3人は
さすがに恥ずかしくなったのかそそくさと
ファミレスを逃げるように出て行った
残った菅野さんが
菅「ごめんね!あの子らが言ったこと気にしないでね」
と羽花ちゃんに言ったあと
菅「Aちゃんもごめんね!
あの子らが失礼なこと言って!!」
そう言って去っていった
人のことを謝れるなんてなんて良い子なのだろうか
菅野さんの出て行った方を向いて界たちに背を向けていた私
なんか気まづい空気が流れてるのが分かり私はバックを手に取った
あ「ごめん、やっぱ今日は帰るわ。また明日」
三「…送る」
あ「いや、いらん」
三「…まじで」
あ「いいから」
私の手を掴んできた界の目をジッと見つめると
界は諦めたようにゆっくりと手を離した
立ったままの界に背を向け私はファミレスを後にした
瀬「あの子の話……ホントかな」
遠「振られたって…?」
高「どうだろうね」
三「やめろよ。勝手に詮索されんの気分悪いだろ」
そう言った界は難しい顔をしていた
石(三浦くん…?)
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ユッケ(プロフ) - ゆりあさん» ありがとうございます!頑張ります笑 (5月14日 1時) (レス) id: d7d2e93497 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりあ - 続きめっちゃ気になります!更新楽しみにしてます! (2023年5月10日 4時) (レス) @page49 id: e3b26bcb9a (このIDを非表示/違反報告)
kalisu - 応援してます! (2023年5月2日 18時) (レス) id: a5a8f6f8a3 (このIDを非表示/違反報告)
ユッケ(プロフ) - kalisuさん» ありがとうございます!文章力とか構成考える力とか全然ないけど最後まで頑張ります笑 (2023年5月1日 23時) (レス) id: b458c92bfa (このIDを非表示/違反報告)
kalisu - 私もハニーレモンソーダ好きです!漫画持ってます!でもこの作品もとっても好きです!頑張ってください! (2023年5月1日 23時) (レス) @page41 id: a5a8f6f8a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユッケ | 作成日時:2023年4月8日 1時