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いじめ ページ5

ある日の授業後…


次の移動のため教材を持って立ち上がった時……





「あれ?石じゃん」


「え、まじだ!
うっそ真聖学園行ったんじゃないん?落ちた!?」


「まじかよ!頭の良さだけが取り柄なのに!」





と何やら廊下から3人組の男女がうちのクラスを見ながら言った


その視線は石森さんに集中していて


石森さんも顔面蒼白になって俯いていた





「あいつの中学の時のあだ名
ドン臭くてボーっとして体育とか棒立ち
まじ邪魔だっつの」


「喋んねーし表情固まってっし
おい石ーっつってみんなで虐めてたし」





3人組の言葉にクラス内もザワザワしだして……


結局石森さんは逃げ出すように教室を飛び出して行った









その日の放課後……








あ「…寝すぎた。バイト行こ。」








バイトの時間まで学校の屋上で時間を潰していた私は


荷物を取りに教室へ向かった


するとそこには机にうつ伏せになって眠る石森さんと


その横で立ち何かを見ている界がいて……








三「Aまだいたのか」


あ「今から帰るよ」








そう告げカバンを持ちじゃあねと言おうとすると……








三「"変わらなきゃ変わらなきゃって
気を張りすぎてプレッシャーになって逆に呪いをかけてるみたい"」






と突然呟いた界


その声に驚いて石森さんが目を覚ました


界が呟いた言葉に私は無意識に呟く








あ「……うざ」








私の言葉に驚いたようにこちらを見た界


と青ざめた顔をする石森さん







石「ご、ごめんなさい」


あ「別に謝らなくていいけど、じゃあね」







私は2人に背を向け教室を出た


だけど階段を降りていると


さっきまで教室にいた石森さんが慌てて私を追い抜き


玄関へ走っていくとそれを界が追っていった







あ「……びっくりした…何?」







玄関に行けばゴミ箱に捨てられていた靴を見て絶望した顔をする石森さん







三「……なんかリアクションしろよ
誰かに言えよ、助けてって」


あ「ピクッ」


石「……誰…に…?」







泣きそうな顔でそう言った石森さんはそのまま走り去っていった







あ「……助けてって言えよってよく簡単に言えるよね」


三「……」


あ「そんなヒーローがいるなら私も会ってみたいよ」


三「…A?」







界にそう言って私は学校を後にした

逆襲→←挨拶



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ユッケ(プロフ) - ゆりあさん» ありがとうございます!頑張ります笑 (5月14日 1時) (レス) id: d7d2e93497 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりあ - 続きめっちゃ気になります!更新楽しみにしてます! (2023年5月10日 4時) (レス) @page49 id: e3b26bcb9a (このIDを非表示/違反報告)
kalisu - 応援してます! (2023年5月2日 18時) (レス) id: a5a8f6f8a3 (このIDを非表示/違反報告)
ユッケ(プロフ) - kalisuさん» ありがとうございます!文章力とか構成考える力とか全然ないけど最後まで頑張ります笑 (2023年5月1日 23時) (レス) id: b458c92bfa (このIDを非表示/違反報告)
kalisu - 私もハニーレモンソーダ好きです!漫画持ってます!でもこの作品もとっても好きです!頑張ってください! (2023年5月1日 23時) (レス) @page41 id: a5a8f6f8a3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユッケ | 作成日時:2023年4月8日 1時

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