✾✾ハニーレモンソーダ✾✾

完治 ページ40

翌日



隼「熱下がったっぽいな
どうする？念の為今日1日休むか？」


あ「いや、行くよ
もう何ともないから」


隼「そうか、まぁ無理すんなよ」


あ「うん、行ってきます」






1日寝ただけで私の風邪はすっかり完治した


今日からまた学校生活のスタートだ






あ「皆勤賞いけるかも」






休まず登校してる私偉い。


まぁ休んで無いけど真面目ではないから授業は何回かサボったんだよな笑


授業サボったら皆勤賞もアウト？





なんて下らないことを考えながら学校に到着し教室へ


おはよーと適当に挨拶をしながら


私は自身の席に突っ伏してすぐにウトウトし始めた






阿「おーい、遠足の時の写真持ってきたぞ」






私が寝そうになっていると担任の阿部さんがそう言って教室に入ってきて


みんなは写真を見ようと教卓に集まって盛り上がり始めた


私の席は教卓のすぐ側だからそんなみんなとの距離が近い






……うるさいな。


でも移動して寝る時間もないし我慢するか






橋「ﾌﾟ 石森ちゃん無表情！」


女「やばー笑なんで写真だとこうなっちゃうの！」


男「見ろこれ、界全部無表情！」


男「つーかA1枚も写ってなくね！？」






私の名前が出てきたようだがめんどくさいので何も反応しないことにしよ笑






女「あ、でも界の笑ってる写真こっちにあるよ！」


男「あれ？まじだ！
え、しかも全部一緒に石森ちゃん写ってる！」


あ「ﾋﾟｸｯ」






男「まじかよ石森ちゃんすげー！」







すると私のすぐ側であゆみと羽花ちゃんの話し声が耳に届いた







遠「界、羽花ちんにはよく笑うもんね」


石「っ…えぇ…？///」


遠「え？そうだよ？自覚ないの？」


石「っ/////」


遠「……え？あれ…？」


石「！！///」


遠「…そっか…羽花ちん……界を…」






あゆみのその言葉に羽花ちゃんがどんな表情をしていたのかを察した






遠「…うん、全力で応援する！！」


あ「……」


遠「…ちょっと…厳しいかもしんないけど…」


石「…ｱﾊ 知ってる！笑」







一緒に会話してなくて良かったと心底思った







……だって私、応援するなんて……言えない。







なんだこれ……


界のこと取られたくないみたいじゃん……


私だって彼女でも何でもないのに。








ダメなのに。


こんな簡単に"涼介"のこと過去にしちゃダメなのに……

元カノ→←帰り道と過去

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す