✾✾ハニーレモンソーダ✾✾

風邪 ページ35

翌日



あ「ｹﾞﾎｯ ｺﾞﾎｯ ｵｪ……」


隼「ｵｪっつったな今、熱測れ」


あ「……あい」






折角の休日


目が覚めたら風邪を引いてました。






ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ






隼「37.8か。風邪だな
今日はゆっくり寝とけ
ここんとこ夜も遅くまで働いてくれてたからな」







ポンポンと頭を撫でながら隼人さんは


ちょっと買い物行ってくるからと店を出て行ってしまった







あ「……久々だ。風邪なんて……」







まだお母さんが出ていく前……


高熱で苦しかった時、撫でてくれた手の感触を思い出した


お母さん…優しかったのに……







それからは風邪引いても1人が当たり前になった







あ「……懐かし」







そう呟いた時だった



ﾌﾟﾙﾙﾙ



スマホの着信音が鳴り画面を見ると界からだった







あ「…ﾊｲ」


三「…すげー声だな、風邪？」


あ「まぁ…ちょっと」


三「あゆみたちと遊ぶかってなって今集まってたんだけど
風邪なら無理だな
石森も家行ったら風邪引いてた
流行ってんの？」


あ「そーなん？流行ってんのかもねー」


三「…1人か？」


あ「隼人さんが今買い物行ってる」


三「そうか……」


あ「うん、また今度誘ってねー」


三「ちゃんと休めよ、じゃあな」







ﾋﾟｯ






電話が切れてシーンとなる部屋


それに無性に寂しさを感じた













なんだか急に界に会いたくなったな












羽花ちゃんのとこには行ったのか……





そうか……

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