✾✾ハニーレモンソーダ✾✾

元カノ ページ34

あ「ん……」




チャイムの音が聞こえて私は目を覚ます


隣ではスマホを弄る界の姿





あ「…一限終わり？」


三「っぽいな」






私は起き上がって1度伸びをしてから






あ「よし、戻るか」






と言うと界もゆっくり立ち上がり






三「降りる時気をつけろよ」






と言って私の荷物を手に取った


それから2人で教室に戻れば急に男子たちが界を取り囲んできて







あ「わっ…な、なに…？」







はじき出されるように私は輪から外れた






男「おい界！
お前菅野芹奈ちゃんが元カノってまじかよ！？」


男「元カノ！？」


三「…うるせぇな」


男「否定しない！？まじかよ！どの子だよ！！」


女「たしかアルバムに…あ、この子！！」


男「はぁ！？可愛い！！」






菅野芹奈ちゃん…ね。


誰かは知らんけどよく人の恋愛事情でそこまで盛り上がれるなと


騒ぐ男子と悲鳴をあげる女子を見ながら私は席に着いた






石「Aちゃんっ…」


あ「ん？」


石「あ、あの…屋上で三浦くんと……」






不安そうに私の前にやってきたのは羽花ちゃん


チラチラと騒ぐ男子たちを見ている


あぁ……元カノの存在にショック受けた上に


私と一緒に居たのが気になってしまったと。









……別に羽花ちゃん界の彼女でもないくせに ｲﾗｯ









あ「ﾊｯ……」









…待て待て。私は今何を思った？


嫌な感じ出てたよな。なんで今私怒ってた？









石「Aちゃん？」


あ「あ、いや…ほんと私がガッツリ寝てただけ
界と何か喋ったとかもないから」


石「ﾎｯ そ、そっか…」









なんかこの関係図まずいなー


私のポジがね。

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