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睡眠 ページ33

羽花ちゃんは界と一緒に行きたいようで


動かず私を見る界を見ながら泣きそうになっていた


待って待って、私邪魔者みたいになるから






あ「界、羽花ちゃん待ってる」






と言えばチラッと界は羽花ちゃんを見る


羽花ちゃんの表情に気づいたのか


2人で教室へ戻って行った







あ「はぁー…やっとゆっくり寝れる…」







界たちが行ったのをいいことに私は


諦めたハシゴを登り特等席に仰向けで寝転んだ







あ「やっぱここが気持ちいいわ」







スーハーと1度大きく深呼吸







あ「……屋上も…ダメかな…」







界と羽花ちゃんだったものの他にも誰か来るようになるかもしれないな


また新しい場所探すか……


そう思った時……







三「…おい、危ねーっつったよな怒」


あ「はっ!?」







ヒョイっとハシゴのとこから顔を出した界


私はビックリして一瞬で起き上がった







あ「なんで戻ってきた!?」






界は無言で私の隣にやってきて寝転がった







三「俺も寝る」


あ「は?…いやいや羽花ちゃんは」


三「授業」


あ「それは分かってる!」


三「クマ」


あ「ん?」


三「すげーの気になった、バイト?」







唐突に話を変えるなこいつ







あ「まぁ…昨日忙しくて」


三「全然寝てねーの?」


あ「1時間くらいは寝た
けど隼人さんが学校は休まず行けっていうから」


三「なるほど
……あの人想像してたより若くてびっくりした」


あ「あぁ笑まだ22だから」


三「…まじか」


あ「うん笑」







なんて話をしていたら


界の声、太陽の暖かさ、心地良い風で私の睡魔が一気に襲ってきて


気がつけば私は意識を手放していた







あ「スースー」


三「…寝るのはや」







界はAの頬を優しく撫でる


そして、昨日の噂を思い出していた




"1年の時はほとんど学校来てなかったらしいぜ?
夜派手な集団の中にいたとか、クラブに通いまくってたとか"





界は今もAがそーゆー生活をしてるんじゃないか、


寝不足だった原因もそれなんじゃないかと心配になったのだ




バイトだと聞いて心から安心した界




穏やかな顔で眠るAを見てフッと自身も笑みをこぼした

元カノ→←オアシス



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ユッケ(プロフ) - ゆりあさん» ありがとうございます!頑張ります笑 (5月14日 1時) (レス) id: d7d2e93497 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりあ - 続きめっちゃ気になります!更新楽しみにしてます! (2023年5月10日 4時) (レス) @page49 id: e3b26bcb9a (このIDを非表示/違反報告)
kalisu - 応援してます! (2023年5月2日 18時) (レス) id: a5a8f6f8a3 (このIDを非表示/違反報告)
ユッケ(プロフ) - kalisuさん» ありがとうございます!文章力とか構成考える力とか全然ないけど最後まで頑張ります笑 (2023年5月1日 23時) (レス) id: b458c92bfa (このIDを非表示/違反報告)
kalisu - 私もハニーレモンソーダ好きです!漫画持ってます!でもこの作品もとっても好きです!頑張ってください! (2023年5月1日 23時) (レス) @page41 id: a5a8f6f8a3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユッケ | 作成日時:2023年4月8日 1時

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