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オアシス ページ32

「ご、ごめんねA!」


「うん、ウチらちょっとしつこかった!ごめん!」


「そ、そうだ写真!卒アル!
ほら界たちのも見たけどみんなのも見たい私!」


「いいねそれ!持ってこよ!!」






女子たちはすぐに話題を切り替えまた盛り上がり始める






「ねぇ石森ちゃんも!」


石「えっ」


「えっ?」


「……」






羽花ちゃんの中学時代、いじめられていたのはみんな知ってる


そのことを思い出してか気まずそうな空気になった





「あ……ごめ……ってごめんってそーゆー意味じゃなくてっ
無理しないでっていう……
いや、もう喋らないわ私!!」


石「…プッ アハハ うん、ありがとう。ごめんね」











翌日





あ「あー……眠すぎ。
一限サボって睡眠優先しよ…」





昨日のバイトは忙しくて全然寝れなかった


私の足は教室へは向かわず一直線に屋上へ






あ「階段登るのもしんどい…」






ブツブツ呟きながら階段を登り、屋上のドアに手をかけた






あ「いざ、オアシスへ」






ガチャリ







あ「…え」


三「あ」


石「えっ…」







屋上には先客がいてそれは卒アルを手に持った羽花ちゃんと


羽花ちゃんの手のひらに自身の手を置く界の姿


離された羽花ちゃんの手のひらにはお菓子が乗っていた







石「お、おはようっ!」


あ「…おはよ」


三「…お前昨日寝た?」


石「!!」


あ「今から寝んの、一限はサボる」







私はそう言って2人の横を通り過ぎ


更に上に上るハシゴに手をかけた


この上が私の特等席だ







三「危ねーからやめろ」







ハシゴに登ろうとした私の手を咄嗟に掴む界








あ「いつもだから大丈夫だって」


三「……足」








捻挫のことを言ってるのだろう


こーゆー時結構界は頑固だから多分私が諦めるまでこの手を離さないだろう


私はため息をついてハシゴから手を離しその横に腰掛けた


界はその様子を見てゆっくりと私から手を離す







石「み、三浦くん…そろそろ授業……」







私と界のやり取りを見ていた羽花ちゃんが


不安そうな顔でそう言った

睡眠→←噂



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ユッケ(プロフ) - ゆりあさん» ありがとうございます!頑張ります笑 (5月14日 1時) (レス) id: d7d2e93497 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりあ - 続きめっちゃ気になります!更新楽しみにしてます! (2023年5月10日 4時) (レス) @page49 id: e3b26bcb9a (このIDを非表示/違反報告)
kalisu - 応援してます! (2023年5月2日 18時) (レス) id: a5a8f6f8a3 (このIDを非表示/違反報告)
ユッケ(プロフ) - kalisuさん» ありがとうございます!文章力とか構成考える力とか全然ないけど最後まで頑張ります笑 (2023年5月1日 23時) (レス) id: b458c92bfa (このIDを非表示/違反報告)
kalisu - 私もハニーレモンソーダ好きです!漫画持ってます!でもこの作品もとっても好きです!頑張ってください! (2023年5月1日 23時) (レス) @page41 id: a5a8f6f8a3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユッケ | 作成日時:2023年4月8日 1時

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