✾✾ハニーレモンソーダ✾✾

再開 ページ21

休憩も終わりみんなの元へ戻ると


何やら視線を感じ…


その視線の方を向くとこちらをジーッと見つめる界と目が合った






あ「え…何……？」


三「…なんも」


あ「謎笑」






それから歩くのを再開して進んでいると分かれ道が訪れた


矢印の方向に進めばいいのだが


その矢印の方向の道が荒々しい






石「？」


藤「石森ちゃんどしたのー？
みんなも先生も右行ったよー？」


石「……あ、そうなの」






クラスメイトと藤田真鈴が羽花ちゃんにそう言った


真鈴は界のことが好きで猛アタックしてるけど


いつも冷たくあしらわれてるから


羽花ちゃんのことを敵対視している節があった


そんな真鈴がいち早く声をかけるなんて……




私は荒れた道と真鈴を交互に見ながら






あ「ねぇ。ほんとに先生たちも右に行った？」


藤「ﾋﾞｸｯ ほ、ほんとだよ！！」


あ「……」


石「Aちゃん…？」


「登山部ーどっちですかー笑」


石「あ……えと……右に行きましょう」






明らかに動揺した感じだったけど


1番に歩いていく真鈴を見て私もそれ以上は追求するのをやめた


それを後悔するとも知らずに。

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