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遭遇 ページ15

何も考えずただただ逃げるように走っていると……





三「A?」


高「え?A?」


石「Aさん!」





と私を呼ぶ声が聞こえ足を止めると


界、友哉、石森さんという謎メンが集まっていた






高「…何かあった?怖い顔してるけど…」


あ「…いや?」


三「……」


あ「それにしても謎メンだね」


高「あーそこのカラオケに悟とあゆみもいるよ
石森ちゃんとは会ったばっかりなんだ」


あ「へぇ〜」


三「こいつ17時門限らしいからもう帰るけどな」


あ「17時…」






チラりと時計を見れば16時45分


あぁ……あと15分しかないね


石森さんはう…すみません…と申し訳なさそうに言った






高「石森ちゃん家まで送ろうか?」


石「いえ、とんでもない!」


三「…石森、家どっち?」


石「あっち…歩道橋を渡ります」


三「じゃああの歩道橋のとこまでな」


石「えっ!?」






界は私と友哉に目で合図をすると


そのまま石森さんを連れて歩いていった







高「…で?Aはほんとは何かあったでしょ?」


あ「何も無いよほんとに」


高「…そう?ならいいけど」






友哉って案外鋭いんだよな…


てか私この後バイトだから行かなきゃなのになんで待ってんだろ


私もそろそろ帰るね……そう言おうとした時


割と早く界は戻ってきた






高「おかえりー」


あ「おかえりー」


三「……」


高「あゆみたちも待たせてるし行こうか」


あ「私この後バ……予定入ってるから帰るね」






おっと…バイトって言うとこだった


うちの学校は原則バイトは禁止だ


事情が事情なだけに私は許可を貰ってるけど軽々しく言っていいものじゃない





高、三(今バイトって言おうとしたな)


高「そっか…じゃあまた明日ね」


三「…大丈夫か?」






その大丈夫か?はきっとお前は送らなくて大丈夫か?ってことだろう






あ「平気平気ー。じゃあねー」






2人に背を向け私はバイト先へ急いだ








高「…Aって秘密主義だよね
高校からの付き合いだけどAのこと何も知らないなぁ」


三「……」


高「まだ付き合い浅い石森ちゃんのことの方が知ってるもんね笑」


三「多分あいつは…俺らが聞いても答えない
あいつを知ろうとればするほど遠ざかっていく気がすんだよ」

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ユッケ(プロフ) - ゆりあさん» ありがとうございます!頑張ります笑 (5月14日 1時) (レス) id: d7d2e93497 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりあ - 続きめっちゃ気になります!更新楽しみにしてます! (2023年5月10日 4時) (レス) @page49 id: e3b26bcb9a (このIDを非表示/違反報告)
kalisu - 応援してます! (2023年5月2日 18時) (レス) id: a5a8f6f8a3 (このIDを非表示/違反報告)
ユッケ(プロフ) - kalisuさん» ありがとうございます!文章力とか構成考える力とか全然ないけど最後まで頑張ります笑 (2023年5月1日 23時) (レス) id: b458c92bfa (このIDを非表示/違反報告)
kalisu - 私もハニーレモンソーダ好きです!漫画持ってます!でもこの作品もとっても好きです!頑張ってください! (2023年5月1日 23時) (レス) @page41 id: a5a8f6f8a3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユッケ | 作成日時:2023年4月8日 1時

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