✾✾ハニーレモンソーダ✾✾

救世主 ページ11

ｸﾞｲｯ



「うおっ！！」





目の前にいた男2人がすごい勢いで後ろに引っ張られていくと


引っ張った張本人である界が


近くの机をその2人に向かって思いっきり投げた






《ぎゃー！！！》


三「石森と…あとオレだろ？探してんの
こいつは関係ねーよ
おい、クソダサいことしてんじゃねーよ」






と2人組に向かって言った時


バタバタと足音が聞こえ慌てたようにやってきたのは


あの時の石森さんを虐めていた3人組だった


そのすぐ後先生たちも駆けつけて3人組はその場で退学処分となった







あ「ﾊｯ…ﾊｯ…」


三「！A…大丈夫か」







騒動が収まり私の元へきた界と石森さん


呼吸が荒い私に界は手を伸ばしてきたけど


私はそれが怖くて思いっきり振り払った







あ「やめて！！！」


石「！！A…さん…」


三「……A、俺って分かる？」


あ「ﾊｯ…ﾊｯ…か、い…」


三「そう、俺」


あ「ﾊｧ…ﾊｧ…ごめん、大丈夫だから」


三「焦んな、ゆっくり息しろ」






触るぞと許可を取り私の背中を擦りながら


界は石森さんに向かって言った






三「今のにおまえんちの親父遭遇してたら卒倒すんじゃね？」


石「！…来て」


三「授業見に？笑
心配なんだろ、早く帰れよ

…自分で蒔いた種だ、ちゃんと拾うよ
くだらない小さい夢ばっか、そんなもん俺が簡単に叶えてやる

だから叶ったらさっさとパパんとこ戻れ！
まず早く帰れ！」


石「はっはい！！」






石森さんは慌てて荷物をまとめると


私の元へ来て






石「あのっ…私その場にいたのにっ……ずっと隠れてしまって…
わ、私のせいで…すみませんでした……！」






と言って帰っていった

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