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side 西畑大吾
俺の中のねーちゃんは
家族と言うよりも
芸能人という感覚の方が大きい。
12歳で韓国へ渡った姉と
当時まだ6歳やった俺。
俺の中のねーちゃんは
デビューしてから日本に帰ってきて
『《また大吾でかくなったんちゃう！？》』
『《韓国でも見てんで、大吾のアイドル姿》』
親戚のおばさんみたいな
セリフをかましとる
そんなねーちゃんの姿。
でもなんやかんや言って
同じ業界で仕事しとるから
今でも仕事の悩みを相談するのは
『《悩み事なんて珍しいやん》』
そんな親戚のおばさんみたいな
ねーちゃんで。
『《愛する弟の悩みなら聞いてあげてもええよ》』
「《なんやねんその愛する弟って。きしょい》」
姉弟やけど
いい意味で姉弟っぽくないのが
俺らやと思う。
歳が6個も離れてて
場所も離れて育ったからか
特に喧嘩もせーへんし
ねーちゃんが日本に来ればご飯食べに行くし。
練習生の間は1度も帰らず
やっと帰ってきたのは
EXOとしてねーちゃんがデビューしてから
1年半が経った時やった。
ねーちゃんがおるっていうのは
記憶の端で覚えてたけど
顔とかも全然覚えてへんかったから
『《大吾覚えてへんよなぁ笑 お姉ちゃんやで》』
少し寂しそうに笑ってたのを
俺は今でも覚えてる。
『《グループなんてな、難しいもんやで》』
EXOとして
色んなことを経験したねーちゃんが言うからこそ
その言葉の重みは深く胸に響いて。
『《思い通りにいかへんのが普通や》』
『《仲間を敵に回す時もある》』
『《理不尽な思いする時だってあるで？》』
『《間違いに気付いたなら》』
『《今のうちに修正せなあかんよ》』
『《いつか絶対に直らん、デカい溝になるで》』
ねーちゃんは
いつもこうやって
俺に何かを気付かせてくれるんや。
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なな - この組み合わせ最高です！ (2019年3月29日 2時) (
レス) id: 56de4c3642 (このIDを非表示/違反報告)
初音(プロフ) - 好きと好きが合わさった素敵な小説…楽しみにしてます！ (2019年3月24日 18時) (レス) id: c0fa5c81b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シヲン | 作成日時：2019年3月23日 20時
