永遠だから ページ26
side シウミン
昨日まであった僕の髪の毛が
バラバラと床に落ちていく。
何度も染めて
傷みに傷んだ髪の毛たちとも
おさらばだ。
いよいよ入隊日を間近に控え、
僕は髪の毛を坊主にした。
抵抗があるとかないとか
そういうことよりも
EXOのシウミンからキムミンソクに変わる
つまり僕自身から何も無くなる、
そんなことを意味しているようで
正直、恐怖に駆られた。
メンバーたちと食べる最後の食事。
気兼ねなく話したいことを話そう、
と提案した本日の主役ベッキョン。
「ヒョンの家がいいなぁ」
なんてマンネに言われたら
もちろん頷かないわけもなく。
「「おじゃましまーす」」
メンバーたちを家へと上げた。
酒も入って気分も良くなってきたメンバーたちは
昔の話をして盛り上がる。
「明日だね、」
お酒を飲んでいるはずなのに
普段と変わらぬ口調なのは
「明日お見送りしてから僕は帰るね」
今日のためにとわざわざ中国から来てくれた
「ありがとな、イーシン」
イーシンだ。
『なんかミンソクの坊主見慣れない』
「逆に見慣れてた方が困る」
「ギョンスは違和感ないもんね〜」
「まあ１回やってるからな」
Aにイーシン、それにジュンミョンという
年上組は僕の坊主がどうだって
別に言われたところでどうしようも出来ない
そんな話をお酒片手に話している。
この瞬間を
永遠に続けて欲しいと思うのは
叶わないことだけれど
「チャニョル〜」
「うお！？酒臭っ！！！」
「Aも髪の毛伸びたね〜」
『ほんと？今また切ろうかなって思ってるんだけど』
大好きなメンバーたちに
この場所を守ってほしいという気持ちは
俺にとって
いちばんの願いであって
叶うことだと信じているから。
大好きな家族、メンバー
ジュンミョン
A
イーシン
ベッキョン
チャニョル
ジョンデ
ギョンス
ジョンイン
セフン
そして愛するEXO-Lたち
あなたたちを置いていくことに
とても申し訳ない気持ちだけれど
僕が帰ってきた時には
「「おかえり」」
そう言ってくれるって
信じてるよ
僕は永遠にEXOのXIUMINだから。
それだけは
忘れないでいてね。
.
終わり
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なな - この組み合わせ最高です！ (2019年3月29日 2時) (
レス) id: 56de4c3642 (このIDを非表示/違反報告)
初音(プロフ) - 好きと好きが合わさった素敵な小説…楽しみにしてます！ (2019年3月24日 18時) (レス) id: c0fa5c81b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シヲン | 作成日時：2019年3月23日 20時
