4月は過ぎ行く ページ25
side チェン
『もう5月か、あの曲だとお別れだね』
「たしかに笑」
事務所内にあるヌナの作業室。
スラスラと歌詞を書くヌナと、特に何もせずここに居座っているだけの僕。
最近急激に忙しくなったヌナ。
理由は
『みんなソロか…なんか寂しいね〜』
EXOのメンバーたちが
次々とソロで曲を発表していることにある。
「今は誰のやってるの？」
『今？ミンソクのやつ』
チャニョルのがいちばん大変だったんだよ
なんてタルギウユを飲みながら答えるヌナ。
チャニョルの曲は今回
韓国語
中国語
そして日本語でそれぞれ発表した。
そしてその日本語歌詞を書いてくれたのが
Aヌナ。
僕から始まって
立て続けのソロ曲発表に
裏でいちばん支えてくれているヌナ。
今はEXOとしての活動が少ないから
みんなソロで仕事をこなす中、
ヌナはココ最近ずっと作業室に引きこもり。
『まあ仕事はしてるから安心して』
独立もして宿舎から離れているから
全員で顔を合わせる機会も少ない。
ヌナに関しては過保護なスホヒョンと
マンネたちがいるから
事務所に何日も泊まり込み…なんてことはないみたい。
「そういえばこの前来てくれてありがとう」
『何言ってんの、弟たちの活動を見るのも姉の仕事』
この前まで日本で行っていた、
EXO-CBXのライブにもわざわざ韓国から
スホヒョンと共に足を運んでくれた。
『もうすぐ、だね』
ふとヌナが視線をずらした先にある
5月7日に丸がつけられたカレンダー。
「そうだね、あっという間」
ミンソギヒョンからあの言葉を聞いて
自分の気持ちに整理をつけて……
それからもうこんなにも時間が経った。
4月は過ぎ
僕たちが乗り越えないといけない
新しい月がやってきた。
『さて、ミンソク呼んできて』
『レコーディングするって』
ヌナの想いが
ミンソギヒョンに
メンバーに
そして愛する僕達のペンに
届くことを祈るよ
.
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なな - この組み合わせ最高です！ (2019年3月29日 2時) (
レス) id: 56de4c3642 (このIDを非表示/違反報告)
初音(プロフ) - 好きと好きが合わさった素敵な小説…楽しみにしてます！ (2019年3月24日 18時) (レス) id: c0fa5c81b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シヲン | 作成日時：2019年3月23日 20時
