ヌナとバイク ページ22
side ディオ
『ひゃー！！すごい！！』
格好だけは様になっているヌナ。
僕たちの目の前にはバイク。
ひとりひとりのソロカットの撮影中も
みんな自分が乗るバイクに釘付け。
……乗れないのに笑
唯一バイクの免許を持っているヌナは
なんと大型バイクの免許も持っていたらしく
『久しぶりだ〜』
なんて言いながらブーツでバイクに跨って
軽快にエンジンを鳴らしている。
「砂埃で喉痛めるからちゃんと被ってね」
『はいはい過保護だね〜ジュンミョンは』
なんて言いながらも
受け取ったヘルメットを被れば
「本当に様になってるし…」
離れたところで
砂埃を巻き上げながら
軽快にバイクを走らせるヌナ。
「なんかすげー楽しそう」
「っていうかヌナあれも運転出来たんだ…」
みんなヌナの運転姿に
呆気に取られて
「次スホさんお願いしまーす」
「…あ、はい！」
自分に順番が回ってきても
ヒョンみたいにチラチラとヌナを見ながら
撮影の方へと駆けていく。
『あー楽しかった』
ヘルメットを脱いだヌナは
綺麗なストレートのカラメル色にした髪の毛を
片側に流すと
『どう？上手だった？』
「いやあんなの運転出来るとか知らないし…」
『嘘、言ってないっけ？』
「普通に知らなかったよ」
さっきまでのカッコイイヌナから
いつものヌナに変身。
『プライベートでもあれくらい大きいの欲しいけどなぁ』
「ダメ、事故起こしたらどうするの」
『だよね、そう思うよね』
でも欲しいなぁ
なんて言うヌナ。
後日、宿舎に届いた荷物は
「A！何買ってきたの？！」
『何って？』
『あの時の撮影で乗ってたバイクだけど』
「置くところないでしょ？！」
『事務所に言ったら保管場所ちゃんとあるって』
「はぁ……」
スホヒョンのため息が
宿舎に響く一日となったのでした。
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なな - この組み合わせ最高です！ (2019年3月29日 2時) (
レス) id: 56de4c3642 (このIDを非表示/違反報告)
初音(プロフ) - 好きと好きが合わさった素敵な小説…楽しみにしてます！ (2019年3月24日 18時) (レス) id: c0fa5c81b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シヲン | 作成日時：2019年3月23日 20時
