・確信が欲しい ページ20
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side sho
とりあえず起こすのも気が引けるけどこのまま放置しておく訳にも行かず数回バレないように頭を撫でてからゆっくりAちゃんの肩を揺らした。
紫耀｢Aちゃん、｣
『…っん、』
ゆらゆら、体を揺らしても声が漏れるだけで長い睫毛は持ち上がらない。もう一度、優しく名前呼んで揺らしてみる。
紫耀｢…A｣
そのまま可愛い寝顔晒してると、襲っちゃうよ。なんて、頭の中で悪魔な俺が顔を出す。
何回揺らしても名前を呼んでも起きる気配ゼロな彼女。
疲れでも溜まってるんだろう、可哀想だからベッドで寝てほしいところではあるけど…
紫耀｢Aちゃん、早く起きなきゃ食べちゃうよ。｣
小さな白い手をぎゅっと握る。指先だけ冷たくてやっぱり申し訳なさが募って もう一度頭を撫でてから彼女の体を持ち上げた。
そしてそのまま、ベッドの上へと寝かせると可愛い寝顔が
…髪の毛食べちゃってるし。
人差し指で口に入った髪の毛を攫い、頬の上をスーッとなぞると擽ったかったのか、モゾモゾと眉間に皺を寄せ動く彼女。
紫耀｢…かわい、｣
そしてまた気持ちよさそうにスヤスヤ寝息を立て始める。
起きてたら大人っぽいのに、寝顔は赤ちゃんみたいやな。
…今、彼氏とか、好きな人とかいるのかな。
俺、この人の事このまま好きになってもいいのかな。
多分、いや確実に俺がアイドルだってこと知らなさそうだし、、
平野紫耀そのものを見てくれるのはすっごく嬉しいし、アイドルってこと知らずに俺の事好きになってくれるならそれはもう、逆立ちしちゃうくらい喜ばしいことだけど
アイドルしてますって言ったら、なんだか離れて行きそうで。
アイドルの平野紫耀っていうレッテル貼って見ないでほしくて、
本当の事言いたいのに、もっとお互い知り合って何も気にせず好きになりたいのに
今はまだ、全部ぶちまけて君を失う方が怖い。
気持ちの整理がついたらちゃんと言おう。
幸せにする覚悟ならいつでも出来てるしAちゃんが俺の全部知っても離れて行かないのなら
そのときは、俺、頑張っちゃってもいいかな。
ピンクに染まる唇をそっと指でなぞって、そしてそのまま
寝てる彼女の頬に静かにキスを落とす。
もっと、ちゃんと、確信が欲しいから起きたらまずは抱きしめさせてよ。
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小松ミナ(プロフ) - すてきなお話で、待つのも楽しみにです(〃ω〃)紫耀くんとのこれからが気になります♡ (2022年12月3日 15時) (
レス) id: f4f49d3608 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぴ(プロフ) - ミナさん» のんびり亀更新ですが...笑 コメントありがとうございます。励みになります！ (2022年12月3日 15時) (レス) id: d58e5be1a5 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - 更新嬉しいです!ありがとうございます (2022年12月3日 6時) (レス) id: f4f49d3608 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - 続き楽しみです(๑>◡<๑) (2022年12月2日 22時) (レス) id: f4f49d3608 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆぴ | 作成日時：2021年9月6日 18時
