変な人認定 ページ2
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泣きじゃくる私を変な目で見てくる通行人なんて気にもとめず自宅へと歩く。歩いても涙なんて止まる訳ないし、今更悲しさは苛立ちに変わってくるし、でも再度来た道を戻って怒鳴りつける事なんて私には出来ないし...
こんな自分、だいきらい。
昔からそうだ。自分の感情を相手にぶつけるのが怖くていつも顔色を伺ってきた。相手に合わせるのが第一、嫌われずに独りにならずに済むなら自分の意見なんてどうだっていい。
そんな私が嫌いで仕方なかったのに、変えられなかった。あんな酷い光景を見たと言うのに、彼に嫌われるのが怖くて堪らない。
可笑しいよね、だってきっと、明日から私は彼の居ない人生を送ることになるだろう。それでも嫌われたくないなんて、、
もうどうしたらいいのか分からなくなって、どうすることが正解なのかも分かんなくて、どうしようも出来なくてその場に
タクシーで帰ろう。こんな時でも頭の中って冷静なんだな〜なんて思いながら手に持つ鞄の中から携帯を...
あ。
そういえば鞄、拾わずにそのまま飛び出てきちゃった。
うわ、マジか。え？いやどうする？戻る？このまま帰る？帰っても携帯ないとか普通に不便じゃない？いやいや、鞄取りに行くって言ってもどんな顔して戻れば...って、おい。なんで私が気まずくなってるんだ。私は悪くないしなんなら文句のひとつやふたつ言ったって可笑しくないことされてるんだぞ。
そうだそうだ、考えろAよ。鞄だけ取りに行って、そのまま二度と会わないようにしよう。うん、それがいい。彼の家に置いてある私の荷物は全部捨てて．．．＿＿
｢あの、大丈夫ですか？｣
頭の中で永遠とこの後について考えてたら突然耳に届く声。少し掠れていて、落ち着いた男の人の声に驚き顔を上げると
｢うわっ！｣
『いたっ！、、』
ゴッチーン！と鈍い音の後に後頭部へジワジワ広がる痛み。
何が起こったのか理解出来ずにいると、頭がぶつかったであろう人物が額を抑えながら私の方を見た。
呑み込まれそうなほど、ついつい見とれてしまう彼の整いすぎた顔面に思わずカーッと血が上るのが分かった。
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小松ミナ(プロフ) - すてきなお話で、待つのも楽しみにです(〃ω〃)紫耀くんとのこれからが気になります♡ (2022年12月3日 15時) (
レス) id: f4f49d3608 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぴ(プロフ) - ミナさん» のんびり亀更新ですが...笑 コメントありがとうございます。励みになります！ (2022年12月3日 15時) (レス) id: d58e5be1a5 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - 更新嬉しいです!ありがとうございます (2022年12月3日 6時) (レス) id: f4f49d3608 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - 続き楽しみです(๑>◡<๑) (2022年12月2日 22時) (レス) id: f4f49d3608 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆぴ | 作成日時：2021年9月6日 18時
