プリパラ！〜ボーカルドールの輝く翼〜【紫京院ひびき】

1話 ページ2

プリパラの時空の狭間にトラブルが起こった
プリパラに対しての感情が薄れる人が多くなり一定を保つのが難しくなった。
そんななか生まれるはずのないボーカルドールが生まれてしまった。
そのボーカルドールはSoLaMi♡SMILEのライブをじーっと見つめていた。


「そらみ、すまいる…」


彼女はライブ映像を見ながら1人で踊っている、見ただけでダンスを物にした。
ほかの人たちのライブも次々と見ては覚えていく、するといつの間にか夜になり閉園の時間となった。


「真っ暗…誰もいない」


暗い夜道を歩いていくとふと音楽が聞こえる、その音に耳を済ましては糸で操られたように向かう


「ここ…」


向かった先はステージ、みんながライブをしている場所…だが不思議だ、システムは既にシャットダウンしているはずなのに彼女が触れただけで動き始める。


「すぅ…はぁ…」


息を思いっきり吸い込みそして吐き出してはマイクを手に歌い始める


「月 曜日 に 目覚めあくび〜♪
火 曜日 は 窓 を あけ 水 曜 の キス かわし〜♪」


動き1つブレることなく音程も外さない、まるで天使のような歌声が誰もいないステージに響き渡る


「Once Upon a Time．．． 昔ね これは いま の お話〜♪ 不可思議 なの 命 の 1ページ 私 が まだ とどまる 透明 世界あなたが 〜♪ ねじ を まいて 動く しくみ日 曜 日〜♪」


最後まで完璧なライブ、誰もいるはずの無いのに1人の拍手の音が聞こえる



「素晴らしいですよ…プリンセス」

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