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18. お泊まり ページ18

Aside

やまとからもう着くよというメッセージが来たのを確認して、荷物を持って下に降りる。

車から降りてきたやまとはすっと私の荷物を持つと車に乗せて、やまとの家まで車を走らせた。


『おじゃまします』

やまとの家は初めてで、ほんのりやまとの香水の匂いがする。なんだか落ち着く。

やま「晩御飯食べた?」
『ううん、まだ』
やま「俺もまだだからUberしちゃお」

晩ご飯は近くのお店のパスタをUberEATSした。
私はカルボナーラ
やまとはミートソース

やま「一口ちょうだい」
なんて、おしゃべりをしながら食べた。


ご飯を食べ終わったあと、
やま「Aお風呂入ってきな」

その言葉に内心少しドキッとする。
『うん、わかったー』

やまとはタオルやシャンプーの場所を教えたあと、
やま「一緒に入ってもいいんだよ?」
なんてにやにやしながら言ってくる。

『入りません!!』

グイグイとやまとをバスルームから追い出す。
パタンと扉を閉めてから、自分の速くなった心臓を落ち着けた。





『お風呂上がったよ、ありがとね』

お風呂からあがってやまとの待つリビングへ。

やま「おー、Aこっちおいで」

自分の近くに来るように手招きするやまとの元にちょこちょこと近づく。

やまとは私を膝の上に乗せ、ドライヤーをしてくれた。
ドライヤーをしながらかわいいとか、好きとかたくさん口に出すやまと。

『ねぇ、聞こえてるよ?』
やま「聞こえるように言ってんの!笑」

だとすれば、これは私も返した方が良いのだろうか、でも恥ずかしい…
私は聞こえるか聞こえないかの声量で『好き』とつぶやいた。

やま「はい、終わり〜」

カチッとドライヤーを切り、私に抱きついてきたやまと。

やま「俺も好き」

耳元で色っぽくささやく。
やまとは、じゃあお風呂入ってくるね〜とささっとバスルームに向かっていってしまった。



『そんなの、ずるいっ』

赤くなった顔が収まりそうになかった。

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サンカク(プロフ) - ねさん» コメントありがとうございます!そのお言葉を胸にこれからも頑張って書きますね! (2021年12月10日 8時) (レス) @page39 id: 3c6e4aa67e (このIDを非表示/違反報告)
- お話読んでてめちゃめちゃキュンキュンしてます笑これからも更新楽しみにしています!頑張ってください! (2021年12月7日 0時) (レス) id: b58a06d955 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サンカク | 作成日時:2021年11月24日 14時

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